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16/2/23

アリゾナの空は青かった【13】恐怖のグレイハウンド・バスPt.1

Image by Olia Gozha

さて、話をもどしまして、その友人トムに誘われて、フラッグ・スタッフと言う町に住む彼の友人たちがどこかで開くパーティーに一緒に行こうと言うことになった。フラッグスタッフは、ツーソン、フェニックスからグランドキャニオンへ向かうルートの中継地。標高2300mにあってアメリカでも一番高所にある町と言われる。

始めはロブも同行の予定だったのだが、急遽彼は予定を変更し、結局トムと二人で出かけることになった。ツーソンからは車で数時間かかり・・・なにしろトムの車もロブのに劣らぬほどのポンコツ車ではあった。トムの友人とフラッグスタッフの学生寮で合流し、その夜はカーニバルパーティーへと繰り出した。なに、パーティーと言ってもあちこちから集まった知り合い、知り合いのまた知り合い、そのまた知り合いであれば、誰でも入れると言った具合で、会場は個人の持ち家。みんな床に座り込んで、軽い飲み物とスナックで後は自由に会話です。

パーティーのその後、知り合いになった皆さんがどうなるかは、わたしは存じない。少なくともわたしとトムは、翌午前中にはツーソンに向かって発ちたいと思っていたので、友達の友達宅に、つまりわたしからすれば会ったこともない人なのだが、そこに泊めてもらった。ここまでは、事件も起こらず無事に事は運んだのである。グレイハウンドバスがなんでタイトルになっとるのかと、不思議に思うでござんしょう。

この翌日なんです、恐ろしいことに出会ったのは・・・ 

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Image by Jukka Aalho

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