成功したいがためにがんばったのに
まったく真逆になることをやっていた。
どうもこんにちは!何もないところからその人をデザインし
組織に依存しない生き方を案内する『ZERO INNOVATION』の多田隈です。
2000年に入社したころは就職氷河期を超える“超氷河期”と表現されるくらい
就職することが困難な時代でした。
そんな社会情勢を無視して
どうしても就職したい会社がありました。
なぜその会社なのか
それは、とても遊び心を大事にしていて
環境にも積極的に取り組んでいる姿勢がとてもスマートに感じられ
わたしが好きなバイクも販売していたので
ここ以外に考えられないと思っていました。
入社するまでの試験も大変苦労しましたが
やっとの思いで入社することができて
確信が沸いてきました。
わたしの人生はこれで“勝ち組だ!”
それもそのはず。
地元の同級生の誰よりも給与はいいし
休みもしっかりあるし
福利厚生はしっかりしている。
同僚たちも一流の集まりでした。
もう何不自由しない生活を約束され
小さな問題はいろいろありましたが
大きな問題と出会うこともなく
いままで経験したことないような
豊かな生活を送ることができました。
入社して1年目は忙しくて周りを見る余裕なんて
ありませんでしたが
2年目になった頃からいろいろなことがみえるようになりました。
いままで経験したことのない
経済・権力・豊かに生活できた環境を捨てた理由に
これがありました。
『自分が豊かになることで子孫を不幸にする』
つまりそれはどういうことか?
自動車会社で働いているときに
この先の人生で出会うであろう孫や曾孫たちに
必ず言われるであろうことをイメージしてした言葉です。
その言葉とは
子孫「「お祖父ちゃんはなぜ、気候変動で僕たち(子孫)が地球に住めなくなるのに 石油を使う製品をたくさん作り続けたの?」」
子孫「「もう大人だったんだから、気付かなかったわけはないよね?」」
こんな純粋で無垢なことを言われたらどう答えるでしょう?
返すコメントは
「ごめんね・・・。」
しかありません。
正直に、私利私欲と
近い人が幸せになればそれでいいと思ったからだと
世界のこと地球のことなんて考える余裕はなかった。
これが本音です。
入社面接のときに面接官に言った言葉がありました。
「自分が好きなものが環境に悪い影響を与えるとしたらかっこ悪いですよね」
「なので環境問題に取り組む御社に入社したいです」
しかし10年以上を経過しても
根本的な原因は解決しませんでした。
それどころか
車の大きさが無駄に大きくなって
環境に与える影響は大きくなるばかり
なのでこのことは真摯に受け止め
これからの地球未来をどうすべきかに方向転換しました。
わたしの果すべき責任は
山済みになっている問題を根本から解決すること
その経済循環をおこすことにあります。
こんな自動車会社の状態だからと言って
環境問題になにも努力していないわけではない現状があります。
みんな本当に体を壊しながらがんばっている。
時代が変化すれば
正義は悪にだってなります。
それが時代による観点です。
そして、この業界の特徴として
欝で会社に出社できなくなる人の割合も高い
その背景には
本音で思っていることと建前で思っていることの
ギャップがありそれが影響していると見ています。
心の奥に閉まったものほど
じつは大きな影響を身体に与えています。
誰もが向かいたい道こそ本当の未来なはず
そんな未来を応援したい。
もう、大きな組織に依存するしかない人生は
時代とともに薄れています。
自分がまずノウハウを蓄積して
同じように未来を創りたい人と出会おう!
そして、みんなで創ろう!
それがいまの目標です、