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16/1/6

START

Image by Olia Gozha

第三次世界大戦で使われる武器が何だかは分からないが、第四次世界大戦で使われる武器は分かる。

それは、石と棍棒である。

- アインシュタイン

米露間の戦略兵器削減条約を「STrategic Arms Reduction Threaty」通称「START」と言う。

東西冷戦の際、米露が競い合うようにして生産、備蓄した核弾頭の数は、一時6万を超えた。

ここまで核戦力が膨れ上がったのは何故か。

かなり単純化すると、「米ソ共に相手側の戦力情報が不足したまま、相手の核攻撃に耐えて反撃できる戦力を両者が蓄えようとした結果」という構図らしい。

だが、あるものの登場でこの構図が一変した。

核弾頭を搭載した潜水艦である。

広大な海のどこか深くに息を潜め、有事の際は海中から核弾頭ミサイルを発射する神出鬼没の存在は、大量の核弾頭に頼ることのない抑止力を実現したのである。

「やれば、やられる」

我々の平和な日常は、この単純なロジックの上に成り立っているが、一人の独裁者、一人のテロリストの指先一つで揺らぐ危うさを秘めている。

核軍縮の動きは、平和のため。

表向きにはそう見えるが、裏側には互いに銃口を突きつけあったまま、ポケットの中の余分な銃弾を少しづつ捨てている大国の姿が透けて見える気がする。

「START」した核削減の動き。 「核なき世界」という「GOAL」までどれ位の距離があるのだろう。

そもそも、その「GOAL」にはたどり着くことができるのか。

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