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16/1/5

同じことは「二度」聞いてよし

Image by Olia Gozha

同じことは「二度」聞いてください


「何度同じこと言わせりゃ気が済むんだよ!!!」

ってことを言わせたら天下一品の、どうも僕です。ジミィです


ひとつの事に集中したら周りが見えなくなってしまうのは、

今も昔も変わらないところがあって・・


「お前は一つの方向が決まったらまっしぐらに突っ走って交通事故起こしまくる人間だ」

と、誰かが言っていました


うん。まぁ、そうかもね^^;


そんな性格なんで、人の話を聞き逃すことはカナリあります


その度に聞き返して

「あぁ~・・またやっちまったなちくしょう」

と反省しまくって、今度は漏らさんようにするぞ、と

そう心に誓いまくって、その結果今は多少マシになってる気がします^^;


友人や同僚はともかく、上司や、はては指導者にまで

迷惑かけたら本気な話、頭の具合の悪い人間の仲間入りですから。


なので世間一般的にも

「同じことは何度も聞いちゃダメよ」と言われてますが・・


ここは、否定させて下さい


今回は

「同じことを二度聞くことを戸惑うあなたへ」お届け致します



二度も三度も四度も、お聞きなさいッッ!!!


同じことは何度も聞きましょう


というか、聞かなきゃ駄目です


会社で上司などにはよく

「同じことは二度聞くんじゃないよ」って言われる事も多いと思います

失礼ですから。普通に考えたら

だから、一度聞いたものを二度聞かないのは、社会に生きてたら当然でしょう


ですが、自分で思い返してみて、どうしても分からないことや

大事なことを思い出せそうに無い場合は二度も三度も、四度も聞くべきです



僕が声優を目指す前・・


地元を出る前に居た職場で、主任をしてた頃の話ですが

(参照 「この人って怒ると怖いんだ・・」という謎の権威を相手に見せつける方法)

新卒の入りたての社員が僕の下についたんです


仮にAさんとしますが、大学出たてなので

もちろん営業の仕事なんてやったことはありません


初めての新卒の部下で(今まではオジサンオバサンばかりだった)

僕自身、一応この道で3年目に入ってて、それなりに仕事も覚えて

会社でもそれなりに頼られる立場になったというのもあり・・


徹底的に指導し、この道の全てを教え込もうと、自分で言うのもアレですが血気盛んでした


効率のいい仕事の進め方や、お客さんとの対応の仕方や書類仕事まで、

自分なりには的確にレクチャーしたんです


ですけど・・まぁ、僕自身せっかちなタイプだった為


穏やかでテキパキ仕事するタイプじゃないAさんには、イライラすることもかなりありました


何度言っても、言い方良くすれば丁寧、

悪く言えばトロくさく仕事をするAさんに業を煮やして

「同じことは二度も聞くなよ!?メモして、絶対に自分でやってみろ!」

とキツめに告げたんです


そんなことがあって、しばらくたったある日


僕は現場に出ていて身動きが取れないため

Aさんに、あるお客さんとの対応を任せていたんです

会社にとっても大口なお客さんです


まぁ、書類対応だけだから、大丈夫だろう・・と任せていたんですが、それが間違いの元でした


Aさん、先日僕に教えてもらったばかりの書類対応のやり方を、

忘れてしまっていたんです


メモもとっていましたが、見てもよく分からかったらしく、

どうしようかと慌てふためくAさん


ですが僕には「同じことは二度聞くな!」

と言われたばかりなので、また聞くと怒られてしまうと思い・・

思い出しながら自分なりに、お客さんの対応をやってみたそうです



結果    その後、そのお客さんから猛烈なお叱り電話が入りました



出した書類の手順も違うし、書き方もバラバラ、

何を言ってるか要領を得ない喋り方で不信感しか残らないし、

「なんて人間に対応をさせるんだお宅の会社は!!」っていうお電話で


すぐさま謝りました


けど、向こうも大事な上客を連れてきていたため、

その上客の前で今回の対応を見さされたワケなんです

怒りは一向に収まる気配もなく、ついには社長が出る自体となってしまいました


ですが・・社長が出て行ったにも関わらず、それでも沈静化せず

とうとう、そことの契約自体白紙になってしまったんです



「現場に出てました」という言い訳は通用しません

会社で大きな損害を出した僕と部下であるAさんは、お互い始末書を書いた後

部署異動で散り散りになりました


以来、僕に「大きいお客さん」が任されることは、ありませんでした

それどころか営業枠から外され、下手間作業の業務主任となったんです

事実上の降格です


散り散りになったAさんといえば、

その3ヶ月後に退職願を提出したそうです

会社に損失を出した上、

上司を降格させたというレッテルも貼られ、居づらくなるのは当然でしょうからね



あの時の事は、思い出す度に、なんか、トラウマですね



二度聞くことは、悪いことじゃありません


さて、あなたに、この話の教訓を、少し考えて貰いたいのです


Aさんが、僕から叱られた事?

お客さん対応は常に気を張れって事?

会社に損失を出した事?

会社組織に居たら言い訳なんて通用しないという事?


これら全部、大正解です


ですが・・

今回、たったひとつ言わせてもらうならば

タイトルでもある「二度聞くことの重要性」に尽きます


二度聞いたら誰だってムッとした顔をします

確かにAさんの立場なら、上司である僕から叱られるのは嫌な事でしょう

僕だって叱るのは嫌ですし、出来るなら仲良く楽しく仕事していきたいですよ



ですが会社という組織で役職付きである以上、そうも言ってられないという現実だってありました



そこから改善しようとしたら・・ちょっとした事件もあったんですけどね^^;

(参照 「この人って怒ると怖いんだ・・」という謎の権威を相手に見せつける方法


だから、二度聞くのを戸惑うのも、分かります

だとしても、これは擁護でもなんでもないですが


もしAさんが、

どうしてもできないと困ると判断したんなら、叱られても聞くべきでした


結果から見ても分かるとおり、

出来ないと困るのは、会社であり、上司である僕です


Aさんは自分の身を守るつもりで聞かなかったのに、

会社を去ってしまう事となりました


自分を守るつもりが、結局自分の身すら守ることができなかったんです



あの時Aさんが聞いていたならば、違う結果も待っていたかもしれません



そして、僕が最初「同じことを繰り返し聞くなよ!」

みたいに言わなければ・・ 結果は、どうなっていたんでしょうかね


今また、思い返します

あの時の僕の指導が悪かったのか

Aさんが聞き直さなかったのが悪かったのか


それも、今になっては過去ですけどね


ですがもし


今後に活かせる事があるとすれば、それは

絶対に「同じことは言わない」ということです


絶対に

「同じことを二度聞くな」なんて事は、言ったりしません


絶対に「何度でも聞いてくれ」

という事を、言わせていただこうと、心に誓いました


二度も三度も四度も聞け!


現在、ビジネスの情報発信的な事をいろいろやってるので、

ツイッターやyoutubeを通して僕に質問をして来られる方は結構います


「稼げません・・」とか「記事を上手く書けないです・・」とか

「今の◯◯業界って、どうなんですか?」とか


聞いた瞬間さようならって人も居ますが・・


ネットビジネスは、一口に言っても

色んな収益ジャンルがあり、流行り廃りやデマや誠なノウハウなど

いろんな情報が溢れています


そんな「魅力的」な情報が沢山あるネットビジネス業界

初心者さんが一度聞いただけで理解出来るハズないですし

聞くのを怠り、それで失敗して困るのは自分です



聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥なんです

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