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15/12/31

アメリカンドリーム

Image by Olia Gozha

かくして私は飛行機に乗りこみ

初めての一人旅 ニューヨークへ‼︎

夢もない 彼もない 銀行の残高も何もない

失うものなど何もない私は怖いもんなし!

怖いもんなしの胸にはワクワクしかない。

底からの景色は 上だけ!

ニューヨークにいくのは長年の夢だった。

世界の中心みたいに 何だか凄そうな響きでしょ?

でも、、、着いて早々私の夢は砕かれる事となる。

ゴメン、ニューヨーク、

全然面白くない。 これが私の正直な感想。

まず、街も地下鉄も汚すぎるしね。それから食べ物も高級じゃない限り全然美味しくない。そして、2月のニューヨークは北海道より寒いわけ。

歴史を重んじるニューヨークの、趣きあるとゆうか古ーい建物と、ラフなつくりの店が永遠と続いて とりあえずお金がなきゃ何も出来そうにないし、、

でも 一カ所だけ行ってみたいところがあってね。高校生の時に何百回もみた映画

「コヨーテアグリー」の舞台

コヨーテアグリーとゆうニューヨークに実在する伝説の、バー。

着くなりすぐに行ってみた。

宿の下のピザ屋で知り合った自称コメディライターのおじさんと一緒に。

そしたら、、、、

夢も崩れるようなチンプな、バーでね、、、

薄汚いつくりの建物にロクでもない音楽が質の悪い大音量で流れて、やさぐれたバーテン達は映画のように、可愛いくは、なかった。笑。

「これが、君が憧れて、どうしても来たかった場所なのかい?」と同伴したライターおじさんにビール片手にたずねられ、気まずく頷いた私は数分後カウンターで踊り狂い、テキーラショットを飲み込んで アオーン‼︎と

叫び、コヨーテを後にした。

「アメリカンドリームなんてたいしたことないんだ、そこに伝説があればこんなチンプなバーでも世界に広がるのさ」

凍てつく真夜中のニューヨーク

おじさんはそう言って私を元のピザ屋まで送り返してくれた。

おじさんも、多分エンジェル。

ニューヨークで学ぶべきことは、もう得た。

ニューヨークは寒すぎる。

、、、そうだジャマイカへいこう!

ジャマイカはニューヨークから5時間

飛行機一本で行ける。

お金はもう無い。

だけど絶対行きたい。

私  明日 ジャマイカに 行きたい。

頭の中にいつかの低いベースが流れた。



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