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16/1/3

新規事業を設立して儲けたい僕が、間違えに気がついた事

Image by Olia Gozha

田所「初めまして田所です。僕は16卒の学生で、某就活サイトを経営している会社で内定予定実は1月〜8月まで友達と一緒に会社の立ち上げを就活の片手間で手伝っていました。それまで、僕が思っていた。お金を儲けてBIGになりたいという気持ちを考え直す経緯について書いていきたいと思います。」

まず、僕は統計が少しできた事をキッカケに1月〜8月まで会社を友達のO社長と一緒に立ち上げて潰しました笑。

その経緯を時系列を追って話していきます。

1月

田所「将来はお金持ちになって、BIGになりたいなあ」

そういった中で起業家説明会というものに行って、Facebookを交換した中に自称社長から連絡がきた

O社長「君、数学できるんだ?よかったら会って話さない?」

田所「ファッ?怪しい奴だが会ってみるか」

その後、自称社長が経営する団体のオフィスで、会社の話を聞いた。

そして、就活などどうやって生きればいいか?など大きな悩みを持っていたので、O社長の家で様々な話を聞いた。

O社長は元テレビ関係者で、様々な事を話した。

その話では、テレビの裏側、えがちゃんの1時間の給料、芸能界の裏側から聞いた事のない新技術から、テレビ業界は様々な情報が流れてくる偉大な業界だと知った。


そこから僕はO社長に興味を抱きO社長と話す機会が増えた。

ただO社長が僕の事について、何も聞かないで自分の話をしている事は気がかりだった・・・


2月

O社長「奢るから、うちの地元いかない?」

田所「暇なんで行きますよー」


そこからO社長の地元に行き、両親の家に泊めてもらった。

親の存在は偉大なのか、親の顔や友人の存在を見たらO社長への怪しさは全て消えた。

そこから、無給でも面白そうなので、O社長の事業を手伝うようになった。

O社長「500万円でうちの事業に会う広告って何?調べて来て」

「ファッ?」

O社長「Rubyができるエンジニア採用してきて」

「???????」

そういった訳のわからない無茶ぶりが飛んで来ましたが、何とか大学院の合間を見てこなしていきました。

実家に行った事、そして色々な事を教えてくれるもあってか、僕はO社長にある種の信頼を置いていたのかもしれない

3月

あくまでも会社の方は手伝いだったので、改めて就職活動を行っていった。

こう就職活動が大変で忙しかったが、O社長の無茶ぶりは半端ではなかった。

O社長「今日、SB社の取締役来るから、カラオケ行こう?」

「バイトあるんで無理っす。」

O社長「変わり探せばいいじゃん」

「バイト4時間前ですよ、無理ですよ。」

O社長「じゃあ、まずバイト先全員に電話して」

「・・・・・」

特に目的は無い用事から業界のビックとの交流会に誘われた・・・

こういったやりとりが週1回続き、仮病を使いながら就活をしていた事も多々ありました。


またこの頃にはPと言う学生も手伝いに加わりO社長と共にシェアハウスのように暮らしていました。

P「始めまして、Pです!よろしく田所さん」

田所「(何か、コイツ雰囲気怖いなあ)」

人間には第六感と言うものがありますが、こういった感情は結構アテになると・・・今思います。

ただ、O社長の友人だから、悪い人ではないのかなと思い直す




4月、5月

そこから就活をしていき12月ぐらいからコツコツ就活をやっていった成果もあってか?

有名企業にも面接が通るようになっていきました。


そんなある日

O社長「500万円の投資を取ってきた!」

田所「凄いっすね!」

O社長「それでさ、よければ取締役にならない?」

田所「僕就活しますよ?」

O社長「まあ席だけでも、どう?希望の会社で経験積んでから来てくれればいいからうちの会社来年の4月には商品リリースするから、そん時考えて」

田所「そういう事なら・・・」

わがままなO社長だったが、能力はある人だった。

だからこの社長に認められた事は嬉しかったし、O社長は色々な話をしてくれるから僕は好きだった。


6月

この頃になると自分自身弾みがついてか、業界1位の会社の最終面接に行く程、順風万班だった

その一方

O社長「Pがお金を200万円持ち逃げした・・・」

田所「何・・・?」


内容としてはO社長はPがお金を200万円を絶対に失敗しない事業に使いたいから貸して欲しいという内容で、特に借用書は書いていないとの事。

けれどもPの話は2転、3転してFXや投資に突っこんでいたという内容でした。


また後から聞いた話で500万円の投資は、融資であり

4月あたりに返済を揉めていたようだ

田所「(4月?そういえば席を貸して欲しいという話も4月だろ)」

O社長「融資先が俺を脅して来て7月あたりに返済を要求してきた。俺の家族、政治家とかいるから融資先が地元に来たら大変になる。だから、お金を作らなくちゃいけないからサラ金で協力して600万円借りて来よう。」

田所「(そもそも何故俺が借りる義務があるのか?)」

その頃、俺(田所)は給料は貰っていないし、払う義務はもちろんなかった(ご飯やお古のネクタイは貰っていたが)

けれども今後の業界の有名人を期待できる事やO社長の可能性に期待していたから、特に何も言わず貯金50万円とサラ金で50万円ぐらいは借りて上げようと思った。

7月

この頃になり、就活も架橋になり内定も少しずつでた

そんな感じで金策を行い、400万円(自分100万円+O社長100万円+残っていたお金200万円)を集める事ができた。


けれども、あと200万円足りない

O社長「田所くん、あと200万円どうにかなんない?」

田所「無理っすよ」

O社長「じゃあ金策手伝って頼むよ、じゃないと俺・・・」

田所「はい(しょうがねえなあ)」

O社長「地元に来て、一緒に父親に頭下げて」

田所「え?」

O社長「実は、俺今就職していないで起業している事、親にいっていない。だから、俺の就職をしていない話に流れがちになるからお金の話はお前がして(土下座しながら、ひたすらお願いされる)」

田所「いいんですけど何で、就職していない事をなんで話してないんすか?」

O社長「だって、絶対父親が反対するからさ、言えないでしょ・・・後、うちの家系、政治家とかもあるから、起業しているってなると評判悪いんだよねだから、まずは成功してから話そうと思って」

田所「それなら・・・」



ここで僕は、O社長に対してある印象を抱く

”頼りになる人脈はある”と言っていたが、嘘



理由はお金(200万円)を貸してくれる人がいないから

O社長にお金を貸してくれるのはサラ金だけ(100万円)

本当に頼れる人脈があるなら200万円全部で無くても50万円〜100万円ぐらいはかき集められるはず

それでも、O社長は話が上手いし、色々お世話になったから、多少は協力しようと思った


ただ、この判断は大きな間違いである事には、その当時は気ずくハズもなかった・・・

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