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15/12/16

そうじゃない世界3

Image by Olia Gozha

DAY2:明日明後日連続の休みなんでたぶん書くことがない。

何書こう。すごい構造的なことにする。

僕には彼女がいたことがない。友達もいたことがない。たぶん家族もいなかったと思う。

小さいころから妄想癖があって、それが地続きで厨二病、思春期、反抗期につながった。

だから、まともに現実を見た期間がない。ずっとここじゃないどこかを見てた。

彼女はできたことがないからわからないけど、友達に関して言えば「笑わせなきゃいけない存在」程度にしか思ってなかった。悩みを相談する人でも一緒に遊ぶ人でもなかった。家族は友達より気を遣う人だった。だからたぶんみんなが言うような家族、友達は持ったことがない。どこかで喧嘩でもして、距離が縮まるべきだったんだろうけど、怒ることにも泣くことにも利点を感じなかった。

泣かなければつらくない、怒らなければ気にならない。そういう考えだった。

初恋の話をする。厳密に初恋がいつとかはわかんないけど、小学校5、6年のときの同級の子だった。体が人よりも大きくて顔がかわいい子だった。大人びているから目立っているわけでもなく、僕みたいな(その当時、小柄で声の高い運動ができない)子にも普通に接してくれた。一緒の班なんかになったときは男子メンバーも気になったけど、その子がいるときは嬉しかった。

同じ高校に進学して、大学は離れ離れになった。Facebookを始めて友達になったけど、厨二病全開だった僕の下ネタ投稿なんかでドン引かれ、以降友達申請を送っても受けてもらえなくなった。

親友の話

僕には友達はいなかった。だけど、僕のことを親友と呼ぶ人はいた。

小4でイジメがあって、小5で担任が厳しくなった年、引っ越してきたのがその子だった。そのころ笑わせなきゃいけないと思ってた僕は当然そんな風に接して、そうしたらお笑いの話でよく話すようになった。後で聞けば前の学校では喧嘩とかをよくしていたそうだった。

高校は県下一番の高校に通って今は大阪の大学に通ってるらしい。こんな今の僕に時間をかけて唯一電話をかけてくれた人間だ。とてもありがたい。でもそれだけつらい。

イジメの話

小学校4年のころ、イジメがあった。発端はわからないけど、どもってる転校生がいじられたのがきっかけで、年間5回ぐらい先生が泣きながら怒ることになった。

僕はイジメてたわけでもなく、傍観者として周りからはやし立ててた。転校生に挨拶代わりに蹴っ飛ばすのに一回参加したこともあるし、あとからイジメの標的になった幼馴染のイジメも外から見ていた。

幼馴染の方は成人式のときにそっちから話しかけてきてもらえて、千葉に行くことに決まったと言っていた。あのときイジメてた側なのに未だに幼馴染として接してくれることが気味が悪かった。

転校生の方は、中学に上がってから一度謝ったが「ゆ、る、せ、るわけねーだろ」とどもりながら言われた。


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