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15/12/9

第百二十章 ゲゲゲで、レレレで、バカ田大学

Image by Olia Gozha

第百二十章

「ゲゲゲで、レレレで、バカ田大学」

  年末になると受験生は落ち着かない。正月明けにセンター試験があって、推薦組みはそれで合否が決まる。二次で勝負をする子は、センターの結果で出願先を最終決定する。

  自分がどんなに頑張っても、上には上がいる。

「私の力ではここまでか」

  という現実を受け入れるのは苦しい。

「人生は入試だけで決まるものではない」

 なんて分かっている。卒業してからが本当の勝負だろう。しかし、それは大人の言葉であって受験の場にいる中学生や高校生には通用しない。

「そんな簡単な問題も解けないんだ」

 という、友達の上から目線が耐えられない子もいる。

「私は中京大学に決まったけど、あの子は名大に行った」

 という現実は苦いかもしれない。屈辱かもしれない。で、その屈辱から抜け出す方法だけど、それはハッキリしている。問題は、実行するかしないかだけのこと。

 たとえば、当塾では

1、受験料無料で毎月コンピューターが合格判定をおこなっている。

  それで、自分が「四日市高校」はムリと判定された時にどうするのか。来月は順位を必ず上げると決意して勉強時間を増やすのか、増やさないのか。

  • 家庭学習中の質問は、無制限で何回でも、どの科目でも受け付ける。

  利用するのは成績上位の子だけ。儲けを度返しでサービスしているのに、利用するだけ勉強していないのだからどんなサービスも意味がない(子もいる)。

3、講師は英検1級、京大二次で英語8割、数学7割。

そのレベルまで勉強しない子には意味がない。教科書準拠の問題集って、教科書を写せば何とかなる。そんなのでは入試に役立たない。

  要するに、どんなサービスも、どんな講師も、本人にヤル気がなかったら役に立たないってこと。

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