結婚相談所ではお見合いパーティも開催しているところも結構多い。お見合いの他にパーティ参加料金の収益が入ってくるのでビジネスが安定する利点もある。
しかし、もっと大きなメリットがある。
それは、
「結婚相談所の人間も気が付かないようなカップルが誕生する」ことである。
自分では全然想像もつかない人たちがカップルになることで、こちらもまたお見合いのマッチングセンスを磨くことが出来る。
一方、お見合いパーティで全くメリットもない人もいる。
それは自分が希望した人から一人もアプローチをされなかった人たちだ。
「あーあ、全然興味のない人からアプローチが来たよ」
「素敵だと思った人は私の前を通り過ぎて行く」
という悲壮感だけが残る。
ある日、そんな悲壮感を抱えた女性から婚活カウンセリングの申し込みが来た。
30代前半の多少ぽっちゃりとした女性だ。どれぐらいぽっちゃりしているかというと、「デブ」といじられる女性芸人ぐらいのぽっちゃりである。
うちには、ぽっちゃりの女性からの相談はかなり来る。おそらく私が同じような体型をしているという理由が大きそうだ。
「この人なら痩せられない気持ちをわかってくれるだろう。」
「痩せろという解決方法は持ってこないだろう」
なかんじで、期待されている。
「私は、この3年間頑張って婚活をしてきました。お見合いもしてきたし、パーティにも参加をしています。しかし、全く気に入った人からオファーをされません。3年間一度もないのです。年をとりつづけたらさらに厳しくなります。どうしたらいいでしょうか。」
「うーむ・・・。」
毎回返答に困る。だってやっぱり痩せれば解決することが多いからだ。
しかし、痩せればどうにかなるなんていう答えはここでは求められていない。
痩せる以外の方法が何かと聞かれているのだ。
「やっぱり痩せるのって難しいですか?」
「難しいですよね。私はずっと座り仕事なのでどうしても太ってしまうんですよね。」
わかる、わかるよ。しかし・・・。
大半の座り仕事の人は、私たちみたいにデブじゃないのよ・・・。
「じゃあ、お見合いパーティの時に太っていること、どう思っていますか。」
「そうですね、『デブだから相当苦戦しそうだな』って思っていますね。」
「実は、申し上げにくいのですが、私は婚活中にそう思うのが嫌だったので、 今の体重から15キロ以上減量したんですよね。」
「ええっ!!!!」
この裏切り者って心の声が聞こえた。
しかし現実本当にそうだった。
私が今みたいなデブのまま婚活をしたら、デブ専にしか印象が良くない。
別にデブ専と結婚してもいいのだけれどもデブな君が好きって言われたら
その人が死ぬまで痩せるチャンスがなくなる、いやだー!
ということで、必死でジムに通って痩せたのである。
私は話を続けた。
※素敵な男性と出会える方法についてコラムも書きました。
こちらも参考にしてくだされば幸いですー。↓
http://woman.president.jp/articles/-/833


