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15/11/30

7  「タダで大学を卒業させる法」

Image by Olia Gozha


 

本の扉を開いたら、

 この本は、経済的に厳しい問題に出くわし、
 子供の大学進学を断念しようと 考えている
 お父さん・お母さん、また受験生に捧げた
 ものである。
 血を吐くようなわたしの経験から紡ぎだされた
 「実用書」なのだ
 
と、書かれてありました。

「お金と教育」のプロローグから、第一章「大学生になった息子への手紙」
まで読んだ わたしは、そのユーモアに溢れた飾らない文体に、そして、
著者の親としての、これから 大学生活を始めようとする息子さんへの、
誠に実際的な暖かい応援メッセージがこめられた 教育思想に惹かれ、
そこから一気に読んで行きました。

「受験するだけでもけっこうお金はかかるのだ」
「初年度納入金、入学時の住居費はいくらかかるのか」
「全国の仕送り平均は」「大学生にかかる一ヶ月の生活費」

金欠病の国に住む、金欠病一家の、金満国受験志望娘を持つ親が
得たい全ての疑問に、 実数値をあげて、逐一答えてくれているでは
ないか! そして、わたしにとっての極め付きはこれです、これ!
        
子どもを「タダで大学を卒業させる法」ベストファイブ!
その中の第3位、
何がなんでもがんばって慶應大学入学をめざせ」!
ウワッ!け、慶應かぁ~(高値の花だぁ~w)
 (↑著者がそう書く理由は本をお読みください^^)

そして最後の第5位、
「子どもを働かせろ・新聞奨学生だ」!
(↑親の究極の選択だ、と著者は言っておられます。誠にその通りで^^;
かつてこの方法をとって大学進学をしようと、高3の夏休みに東京まで
出て体験をした ことがわたしはあるのでした^^;ゆえに、究極の選択、
というのは頷けるのです。コの後には、「タダ卒経験者」の経験談、また
「家族の絆」についても書かれてありました。

この本を読み終えたわたしは、大学へ行きたい!勉強したい!と懸命に
思った17歳の頃の昂揚感をまざまざと思い出したのでした。

よし!ポルトガルからだって不可能ではないぞ!なんとかできるかも知れ
ないぞ! け、けいおーだーーー!
この時わたしはまだ、海外に住んでいる日本人でも「日本学生支援機構」
つまりかつての 育英会の奨学金を受けられるということを知らなかった
のでした。

この一冊の本は、わたしに大きな夢の実現可能性と智恵をくれたのであり
ました。

あれれ?いや、その、わたしは、その夢を持つ受験生本人ではなくて、受
験生の親 の方でありました。

読み終わって即、我がもいける娘に、
「この本を読んでみ。日本の大学進学の夢に近づくヒントはここにあり!」
と言って、 翌日彼女に手渡したのでした。

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