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15/11/27

STORYSについて

Image by Olia Gozha

このSTORYSの話を読ませてもらうと、「バカ」とか「ギャル」とか世間に迷惑をかけて生きている人の話が人気があるようだ。ここだけではない。歌謡曲でもドラマでも、世間のはみだし者の犯罪者やろくでなしの話のオンパレードだ。
  でも、本当に世間の人は落ちこぼれた人の話ばかり読みたいのだろうか。私は疑問だ。私の生きている予備校・塾業界でも、暴走族講師とかヤンキー講師とかパフォーマンス講師はいる。しかし、一方で
「いいかげんにしてくれ!」
  というマジメな生徒も多いのだ。東大・京大に合格する生徒だけが立派とは言わないが、「ドラゴン桜」のように東大合格ストーリーでさえ落ちこぼれでないとドラマにならない。

なぜなんだ?
  グレて家族や学校に迷惑をかけまくって立ち直るより、最初からキチンと生きている生徒の方が100倍も立派ではないか。なんで、バカの話ばかり読みたがる?
「自分はマシだ」
 と安心したい?実際にアホ生徒を指導していると、無断遅刻の常習犯だし、備品は壊すし盗む。弱い者をイジメるし、月謝は踏み倒すか遊びに使う。ろくでなし。
  そんなのをヒーローみたいに描くドラマは嘘っぽい。私は「ビリギャル」や「スクールウォーズ」の嘘くささには辟易する。そんな作り話より、目の前にいる基本的生活習慣のしっかりした思いやりのあるA子ちゃんに感動する。
 人それぞれだから、落ちこぼれの話に感動する人をとやかく言うつもりはない。でも、「プロジェクトX」や「下町ロケット」のように真面目に地道に生きている話を待っている人も多いのだ。
 受験業界でいうと、おかしなコスチュームや髪型で売るのではなくて実力で売る講師。こういう話はウケがよくない。芸能人のようなキラキラの服を着てバカな発言をする講師がウケる。
  世の中は、そんな人ばかりなのか?

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