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13/4/19

会社を辞めて、フリーランスで仕事した後、スタートアップで働いてみる。

Image by Olia Gozha

はじめに

詳しく聞きたい!を付けて下さった方、ありがとうございます。

この一年強の私の話を書きたいと思います。

会社を辞めた!

新卒で入社した会社を二年弱で辞めました。

なんで?とかその理由とかを良く聞かれます。

二年じゃ何も分からないじゃないか、とか言われる事もありますし、実際自分でもそう思います。

でも、ありがちな話ですが、「限界」だったんです。

長時間労働にも、人間関係にも、朝晩襲ってくる過呼吸にも。

精神的にも肉体的にも無理でした。

でも、それ以上に、勝っていたのは、焦燥感。

二年近くいて成長が全く感じられない自分に。

このまま何もできないまま時間が過ぎていく事に耐えられない。

なので、新たな一歩をと言えば聞こえは良いですが、

様はその場から「逃げる」事にしたのです。

フリーランスに

二ヶ月、何もせずに過ごしました。

会社を辞めてみたもののどう食べていけば良いのか分かりませんでした。

今更自分探しと職探しスタートです。

とにかく色々な人に会って、話をしました。

不思議と一人で何ができるか考えている時よりも、自分のバックグランドを話した相手の方が私にできる事を提案してくれる事が多いように感じました。

私は海外生活が長く、英語が得意です。

「翻訳できるなら、頼みたいんだけど?」

きっかけってどこにあるか分かりません。

引き受けられる依頼は全て引き受けました。

翻訳経験なんてありませんでしたが、良い仕事ができるよう頑張りました。

気付けば、一筋縄じゃいかない翻訳の世界にどっぷり浸かっていました。

出会ったスタートアップ

そんなある日、翻訳のクラウドソーシングをしているサービスを見つけました。

クラウドソーシングって何?

と思う前に翻訳者として登録していました。

翻訳依頼を出せば、そこに登録している翻訳者の誰かが翻訳してくれるサービスみたい。と知ったのは、後からです。

そこにある依頼をポチポチこなしていきました。

で、ふと。

ここで働いてみたら面白そう、と。

その時、「アルバイトの募集」をしていたのは、きっと偶然ではないはず。

非常に分かりづらい立地のオフィスを訪れてみたら、その会社はファウンダー3人だけで運営しているとっても小さなスタートアップでした。

翻訳とマーケティングを担当する事に。

で、いつの間にか社員になり、名刺の肩書きは「Chief Director」に。

この半年で会社の規模も大きくなり、毎日やりがいのある仕事をしています。

ここに来て、初めて仕事が楽しいと思えるようになりました。

もちろんフリーランスの時の翻訳の仕事も好きです。

特に自分一人で成し遂げた時の達成感が。

ありがちですがお客様からの「ありがとう」の声が。

でも、とことん話し合えるチームで働く事の楽しさも分かってきました。

みんなありがとうv

最後に

あの時、仕事を辞めなければ、いつかあの限界を超えてもっと強く生きられたのかもしれません。スタートアップに入らず、フリーランスを続けていれば、もっと自由に自分のスタイルで働く事もできたのかもしれません。

ですが、私は何ひとつ後悔していません。

ずいぶんと、わがままに生きてきましたが、ここ一年を通して、

生きている事と好きな仕事ができる事の幸運を実感しています。

最後まで読んでくれてありがとう。

散文失礼しました。

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Image by Jukka Aalho

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