
友達というか…
僕的には舎弟みたいな感じなんですが、
「」
1人の女の子がいます。
背が低くて無理してギャルぶって背伸びして…
僕は
【ちびっ子ギャング】
と呼んでいます。
歳は今19歳か20歳ですかね・・・
あんまり興味かないんで覚えてません(笑)
まあなんか知らないですけど腐れ縁みたいな感じで、
今でも連絡を取り合ったりしているわけで・・・
「そいつ」と知り合ったのは、
後輩が社長として経営していたキャバクラでした。
その店はかなり小さい店で、
お客が14~5人ぐらいでいっぱい
いっぱい満卓になってしまうぐらい。
オープン当初は画期的な発想で、
その地域一帯の中で1番の人気店でした。
連日大行列でした。
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
(コスチュームがねすごく斬新だったんですよ~)
だがしかし・・・
大金を手にするようになった後輩社長は
人が変わって、変貌してしまい、
自分の給料意外に、「店の売上」まで手をつけるようになり
キャバクラや風俗遊びをするようになりました・・・
ついには男子や女の子の給料まで使い込んでしまい
仕事ができる男子スタッフが
「こんなバカな社長とは一緒にやってらんない」
全員辞めてしまう事に。
そして困った後輩社長は僕に泣きながら電話をしてきました・・・
最初は「男子スタッフを紹介してください!」
と頼まれたんですが、
給料が遅れる店なんかに紹介なんてできません。
( -_-)ノ ---
でも、断っても連日後輩社長は電話してきて泣くばかり・・・。
(。-ω-)
仕方なく・・・
スカウト会社が早めに終わった日だけ、
金はいらないから僕が手伝いに行ってあげる、
と伝えました・・・
(その後輩が僕の部下だったキャバクラ時代は、
たくさん力を貸してくれていましたから)
オープンしたのは知っていて開店祝いも渡した
(●●万円)のですが、
店を見るのはその時が初めてでした。
うー・・・
狭っ!
ここ?マジで!
^(・д・。)(。・д・)^
びっくりしました。
その辺のスナックより狭い店内。
リュウ坂口
「これがキャバクラかよ・・・」
少し動揺しながらも店内に足を踏み入れました。
と。
入口のすぐ隣にあるソファー席に、
ちびっ子ギャングが座っていました。
店内に流れるトランス音楽に合わせて、
金髪をなびかせながら狂ったように踊っていました・・・
(なんだこいつ・・・)(´・ω・`)
第一印象は最悪でした。
後輩の社長は僕が来る前に女の子達に、
背が高いイケメンが手伝いに来る!と言っていたらしく
ちびっ子ギャングはガッカリしたんでしょうね。
僕の顔を見るなりすぐに目をそらして
“ハっ?どこが?”
(ノ`Д´)ノ彡
みたいな顔をしていました・・・。
そんな態度に。僕も大人げなく、
なんだこのチビギャルは!
・・・いや身長が142センチぐらいしか
ありませんでしたからね…
何日かキャバクラに手伝いに行くようになって、
何人かの女の子達がすぐに僕になついて来ました。
やっぱ
愛くるしいオーラが出ているんですね僕は。(←勘違い)
そんな僕にちびっ子ギャングも徐々になついてきて、
10日ほどもするといっつも横に来て
話しかけてくるようになりました。
彼氏と同棲しているとか、
連日のようにホストに行っているなど
くだらない話しばかりでしたが。
しかもこいつは酔ってもすごい奴で、
営業終了後におっぱいやパンツを見せてくるんですよ。
むしろ、僕の目の前でドレスを脱いで着替えてましたから。
有村◯純似のちびギャル
『おいらの乳首見て!!
綺麗でしょー?
いつも褒められるんだお!』
普通なら10代の裸。
ましてや乳首まで見せられたら下半身が
反応してしまいますよね?
でもピクリとも反応しないんです。
ピクリともっ!
イ●ポになってしまったかと思いましたよ。
でもそんなことはないです。そうなんです。
そいつにまったく色気が無いって事ですなんです。はい。
今でも、世の中の人間が僕とそいつだけになって、
”妖しい、怪しい、セクシーダンス”で僕を誘惑してきても
2000%!!
反応しない自信がありますから。
人類の歴史はそこで絶たれる事になります。(笑)
そんな馬鹿女なんですが、
お店の営業前や営業終了後などに飯を
おごってやって話しをしていると
結構、大変な人生を歩んできている女でした・・・
・・・
北海道出身で小学生の頃から援助交際。
警察にも何回も逮捕されて、更正施設などに預けられる。
しかし、こっそり援助交際したお金で
施設を脱出して東京に家出。
その日に渋谷でナンパされた男の家に住む事に。
歳をごまかしてキャバクラや風俗で働き、
AVにも出演していました。
流れ流れて後輩の店で働くようになり、
そこからは新しくできた彼氏にDVを受け、
ストレス発散の為にホスト通い。
ホストにはHをしてくれる相手を探しに行くんですよ。またこれが。
ただで飲ませてもらってさらにHをさ・せ・る。
もうちょいしっかりしろよ、と言っても
その場だけ反省するだけで、
次の日からはまた、毎日のようにホストに
行ってヤリまくっていました・・・。
(だめだこりゃ(ノ´Д`))
有村◯純似のちびギャル
『幸せになりたいの!!』
ちびっ子ギャングは、
笑いながらいつもそう言ってきましたが…
目の奥は悲しさと辛さが
混ざったような色をしていました・・・
その手伝いに行っていた後輩社長の店は
僕のスペシャルな協力も虚しく、
(まぁ時間がなかったんで・・・)
後輩が使い込んでいた金が500万を
超えてしまいお店を潰す事に。
(m´・ω・`)m
女の子達は職が無くなってしまい路頭に
迷っていましたが、
唯一、連絡をとっていたちびっ子ギャングには
風俗を紹介してあげました。
連絡をとるまではDV彼氏の家から飛び出して、
歌舞伎町で援助交際をしながら、
漫画喫茶やサウナで寝泊まりをしていました。
タフです。はい。
寮完備の知り合いの風俗に紹介してあげたものの、
ホスト遊びや二日酔いで、
度々お店を遅刻したり当日欠勤したり
痺れを切らしたお店側から連絡があり、
あんなだらし無い女の子は店に置いておけないし、
寮からもすぐに出ていってもらう。
寮の中もぐちゃぐちゃでゴミだらけだ!
o(`ω´*)o
・・・・そう怒りの電話をもらいました…。
紹介した責任ですから、迷惑料を払いました。
( >д<)
軽く頭にきた僕は、ちびっ子ギャングを歌舞伎町に
呼び出して説教をしました。
リュウ坂口
「おまえ紹介してくれた相手の事を考えろよ。
そんな事してたらいつか誰も助けてくれなくなるぞ。」
有村◯純似のちびギャル
『だって・・・
だって自分もどうしたらこの性格が直るか解らないんだもん…
いったいどうしたら直せるの!!どうすばいいの?
教えてよ!!!!』
リュウ坂口
「・・・おまえ・・・」
(・ω・` )
こいつは若い時から家出をしてきて、
体目当ての馬鹿な男に騙されて遊ばれて。
誰も常識なんてものを教えてくれなかったんですね。
だからって、どう考えて行動するかは自分の
責任ですから厳しく説教しました。
有村◯純似のちびギャル
『わかった。
これからちゃんとするから。
その時に毎回怒って教えてね。リュウちゃん☆』
リュウ坂口
「毎回って・・・
なんで彼女でもねーおまえをさ、
いつも見守ってなきゃならねーんだよ!
自分自身できちんと考えて行動しろよ。」
有村◯純似のちびギャル
『じゃあまたね!
なんか”楽して稼げる仕事”あったら紹介して☆ネ』
リュウ坂口
「ネ☆じゃねーよ。んな仕事あったら俺がしてるわ!
てか家どうするんだよ?今日は?」
有村◯純似のちびギャル
「これからホスト行って、
誰かしらの家に泊めてもらうから平気だお~
今度、焼肉おごってよね~
じゃ・あ・ね♪」
そう言って、小さい体をめいいっぱい大きく見せて・・・
歌舞伎町一番街のアーチをくぐって行きました・・・
説教した意味ねーじゃん。
まったく・・
(-ε-)ブーブー
でもみんな寂しいんですよね。
何を言っても結局1人じゃ生きていけないんだと。
誰かと一緒にいないと淋しいのは僕も同じです。
自分の居場所、安らげる場所を作るために
毎日活動し続けているのかもしれない・・・
表現方法が下手なだけで、
あんなに素直で自分の気持ちに
真っ直ぐな奴はあまり居ません。
誰かが守ってあげないと可哀相・・
そう思って何時も心配で仕方ありません。
ですが。
いつか幸せになってほしいと思いながらも、
たまにしてくる電話がウザく感じてしまう今日この頃です・・・
有村◯純似のちびギャル
「あ、リュウちゃ~ん?いつ焼肉おごってくれるの☆ 』
リュウ坂口
「・・・」
リュウ坂口