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15/11/7

嫌いだった自分探しの旅 第4話 社会人になって

Image by Olia Gozha

その後就職し、社会人になってからも、自分探しの旅を始めたおかげで旅は続けています。

海外を旅したことはもともとほとんどなかったのですが、今年はゴールデンウィークにキューバに行き、未だ残る社会主義を肌で感じてきました。


途中どうしても宿がとれなかったので、近くにあったマンションに飛び込んで、知らない人の家に泊めてもらったのですが、そこで出会った方はキューバで長く軍人をされた方で、まったく違う生き方に非常に刺激を受けました。


昨年と今年は、世界で一番クレイジーだと言われている、アメリカの砂漠で1週間行われているアートフェス「バーニングマン」に参加してきました。

東京都と同じくらいの大きさの砂漠のど真ん中で7万人がみんなクレイジーな格好をしてクレイジーな行動を取る中で、アメリカのとにかく人生をなんとしてでも楽しもうという価値観を見てきました。

バーニングマンでは、4階建ての櫓を砂漠のど真ん中に建てているクールガイと出会いました。

彼は普段はGoogleで働く凄腕エンジニアらしいのですが、砂漠では櫓の最上階にハンモックをつけてゆっくり寝ていました。

「なんでこんなの作ったの?」

クールガイ「君さ、高い場所で寝るって、楽しいと思わない?」

「たしかに楽しいとは思うけど」


クールガイ「じゃあなぜ君はやらないんだい?」



がつん、とやられた気分でした。


自分は真剣に人生を楽しむために努力してるだろうか、もっと人生を楽しめないだろうか?そんなことをとても考えさせられ、

この歳になっても、まだまだ知りたいことはたくさんあるなぁと実感しています。


「自分探しの旅」とは本質的に、「非日常を通じて、自分の生き方を振り返る」なんだと考えています。


そう考えると、別に遠出するだけが旅でもないです。ある意味、「普段買わない雑誌を買う」そんな体験からでも、非日常を通じて自分の生き方を考えさせられるポイントはあるかもしれません。


どんな形でも良いので、明日からでも非日常を体験してみませんでしょうか。

「一歩踏み出す勇気」は人生に刺激と、自分の生き方の糧になる経験を与えてくれることでしょう。

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Image by Jukka Aalho

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