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15/10/28

予期せぬことを想定した計画立てを行おう

Image by Olia Gozha

「よし!午前中の2時間でスピーチ原稿を作りこんで、午後は営業活動だ!」

この日、私はこんな計画を立てていた。

前回営業に出た際の問題点、「いきなり営業の話に入ってしまう」点の改善。そして、11月6日(金)に参加することになったプレゼン大会のスピーチ原稿を一緒に作ってしまおうという計画である。

このまま前回と同じ台本で営業に望んでも、得られる効果はきっと同じであろう。それは避けなくてはならない。

そう思った私はこの日、まずはじめに前回も訪問した、八王子にあるコワーキングスペース「8beat」にお邪魔した。

今回は営業マンとしてではなく、顧客としてである。

そして、私は2時間プランを選択し、台本を素晴らしいスピーチ原稿に作り直すため、すぐさま作業に取り掛かった。

しかし、作業を開始し始めて私はすぐに自分の計画がバラ色のものだったという過ちに気がついた。

「スピーチ原稿を2時間で作り直すことなんて不可能だ。構成を一から見直してたらいくら時間があっても足りない。見積もりを誤った。」

人間、切羽詰ると火事場のバカ力を発揮し、圧倒的なスピードで仕上げてしまう。という話をよく聞くが、私の場合はそんなことはなかった。

それよりも、「どうしよう?どうしたら、短時間で原稿を仕上げて、それを覚えて午後の活動で使えることができるだろうか?

そんな時間はあるのか?いやまて、2時間プランで終わらないのであれば終日プランに切り替えて、今日は原稿作りに専念した方が良いのか?

今なら決断できる。どうする?どうする?」

と、私の頭の中は、すぐに原稿作りとは関係ないことでいっぱいになってしまった。

そしてこの日、私は、すぐに原稿作成が終わると思って何の準備もしてこなかった。

持っていたのはスマホだけ。

想像してもらいたい。

近所の山に登る格好で、富士山に登りに行こうとしたらどうなるのかを。

そんな格好で富士山に登ろうとしたら待っているのは死だ。まさに私は軽装で富士山に登りに行ってしまった。

あっという間に電池は消耗され、焦り、焦った頭で考え、言葉が全く思い付かずにまた焦る。

そうこうしているうちに時間だけが過ぎていき、決断を迫られる。しかし、原稿は全く出来ていない。が、今さらコースを変えてくれとも言えない。

やらなくては!しかし、集中できない!

そして、次第に集中力が途切れていき、やがて別のことまで考え始めてしまう。こうなったらあとは雪の坂道をコロコロと転がる雪玉のように雑念が加速、拡大しながら、時間終了まで転がり落ちるだけ。

結局、私は大して原稿作りも進まないまま午前中を消化し、仕方なくお店を出た。そして、お店を変えて、作り直すもあまり進まず1日を無駄にしてしまった。

私はこの経験から

・計画を甘く見積もってはいけないこと。常に準備は万端にしておくこと。

・予期せぬことに備えてプランを作り直す癖をつけること。

・予期せぬことに遭遇したら優先順位の1番高いことにのみ集中して他のことは一切捨てるようにすること。

を学んだ。


人間の意志はもろく弱いものである。

そして、悩みは人を弱らせる。


さっさと決断をしよう。

一つのことに集中しよう。

意志の力を無駄に浪費させるのをやめよう。


この週は残念ながら停滞してしまった。

仕組みを作り直してリベンジしよう。


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