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文系人間に、高校数学講師ができるのかに関する一考察
1、問題意識(1)
日本においては、高校で文系コースと理系コースに分けて進路指導をすることが一般に行われている。受験科目が異なるために当然の措置とされている。
具体的には、
「数学の点数が取れるか否か」
により、文系か理系かに生徒たちを分けることが多い。いくら理系を希望しても、数学が出来ないと志望校に合格することは難しいからだ。
筆者自身も、高校1年生までは理系志望であったが「数学、理科、英語」の理系総合点より、「英語、国語、社会」の文系総合点の方が点数が高いために文系に転向した。
文系科目の組み合わせなら難関国立大に合格できる可能性があるが、理系では難しいという校内テストや模試の結果を受けてのことだった。
そして、名古屋大学教育学部に進学し塾や予備校の英語講師として20年ほど勤務したが、
「18歳の時点で文系人間と判定されたが、正しいのだろうか」
という問題意識が残った。
「人生は好きなものより、得意なもので生きていく」
そういう人生観が正しいのだろうか。
これが、この考察の問題意識だ。
問題意識(2)

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