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15/9/2

子供を愛せないまま、愛を与える事も無く、世間体だけ気にした子育てしか出来なかった75歳のじぃじ&ばぁばの出番を演出して、自分を守ろうとする38歳童貞を捨てたばかりの夫

Image by Olia Gozha

『ピンポーン』


結婚前には、このお義母さんとなら仲良く出来そうという想いもあって、こんな何にも無いド田舎に嫁いで来た。


だが…初日から結婚前と後では、言っていた事が全部嘘だらけだったと解った。

お金に汚く、優しさや思い遣りも無い、ただの外面だけ良い世間体が第一の姑だと知るハメに…。


その姑が、38歳童貞を捨てたばかりの息子に夜中にも関わらず、車を30分掛けて飛んで来た。


75歳にして、運転出来るのは凄いなと思う。


そして、その年齢にして女を全面に出して舅や息子に媚びを売れる所も見習いたい所ではある。


ガチャっ!


牛乳ビンの底の目をした姑が入って来た。


夫「俺は何にもしてないんだ!

妻がー!俺は悪く無いー!!」


妻、冷静に姑に事情を話した。


ふと妻が夫に「流産させたいの?」


と聞いたら、夫は無言になってしまった…


間を置いて


夫「そんなわけないだろ…」


その時!姑の牛乳ビン底の目がピカッと光った


妻「とにかく、今出血しているから横にならせて貰っても良いですか?」


姑「ねえ〜。お母さんの電話番号を教えてぇ〜悪い事は言わないからぁ〜」



私の父は他界している。

実家に母独りでは生活しにくいからと、家を売り払い地元の老人ホームで暮らしている。


要するに、私に頼る実家は無い。


しかしながら、結婚してしばらく経つのに、今更ながら母の電話番号だなんて…


妻「取り敢えず、今夜は横にならせて貰えますか?」


姑「ね?お母さんの電話番号教えてぇ〜」


姑は、ネッチョ〜とゆっくり話すタイプだ。


私の知る女のみでの歴史上、ゆっくり話すタイプは大概腹黒い。


ネッチョ〜がプラスされて、嘘に嘘を重ねても自分を正当化する為なら、他人を奈落の底に落とすなんて平気なタイプかな…


妻「いや、本当寝かせて下さい。

明日、此方から連絡先をお伝えしますので…」


姑「お母さんの電話番号を教えてぇーねぇ〜え〜」


そんな馬鹿馬鹿しいやり取りが30分も続いた頃

・・・アホな私はやっと気付いた


普通の人間なら、出血しているからと言えば、流産を心配して、

「病院に行く?」と聞いたり

「早く横になりなさいよ」と言うであろう。


そう。


この親子に普通を求めては成らぬ。


夫は夫で、当たり前だが全く助ける気配は無い。



(・・・流産させたいだけか…)



うあああああああー!!


セブンも無ェ     映画館も無ェ

自動車もそれほど走って無ェ!


カラオケも無ェ    バーも無ェ

鹿と猿が 毎日ぐーるぐる


朝4時半起ぎで 

夫送り出し


二時間半歩いてスーパーへ

スタバも無ェ        モス も無ェ

バスは2時間に一本


オラこんな村いやだ 〜


オラ村に何で来ただ〜


幸せになりたいだ 〜



妻「すみません、御帰り下さいませ」


姑「チッ!…調べてやる!!!」


妻「はい?調べてやる!って…何ですか?

恐ろしい…信じられないですね。

 私は明日、お伝えしますのでと言ってますが?」


姑「いや、…この辺りの方言よー」


よくもまあ〜そんな嘘が吐けるな、と。

この親ありて、この子ありか…


75歳にしてコレなら、もう性格を変えるのは無理だし、

その母親が息子はもう無理よー!と言ってるのだから、


利害関係以外で関わってしまうと、歪み,無理が出てくるって事だ。


奥様が旦那様の事をATMと思っている家庭もあるらしいが、私にはその感性は持てない。


夫には、姑のような小さな命より世間体だけ気にした女性の方が合うのだろう。


舅の事も息子の事も、お金で考え、世間体だけを気にする女性となら



あ〜私、何故ココにいるの……?

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