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15/9/1

No.2 -貧乏人は危険人物?-「引きこもり」にすらなれなかった僕。病んで7年治療初めて7年。いじめ、貧困、差別、母子家庭、心の病・・・。それでも僕は諦めない。

Image by Olia Gozha

うーん、なんだろう。昨日勢いでストーリー書いたんだが。うつ症状が相当ひどかったんだな、きっと。はやくもすこし恥ずかしくなってきた。

でもなんか、「宣戦布告」とか言っちゃってるし、怖いな。

でもこれがうつ症状の辛さ。

自分ではコントロールできない。ただ振り回される。相当に辛い。

うつは「こころの風邪」とかいうけど、違う。

うつはうつ、その苦しみはなってみないと絶対わからない。

うつ症状のときはもう・・・。まったく余裕がない。

話を戻します。

貧しい生活、けれども振り返ればあの時ほど幸せな時はなかった。

僕は奄美大島という九州と沖縄の中間にある島で生まれたみたいだけれども記憶は鹿児島から始まっている。

その時点で父親は働いておらず両親はよく怒鳴りあいの喧嘩をしていた。

生活はどん底で「一家団欒」っていうことはこれまでの27年間、一日もなかった。きっとこれからもないだろう。

母はスーパーでレジ打ち、父は無職。男三人兄弟。

絵に描いたようなどん底だったけど、正直今までの人生であの時ほど幸せだった日々は無い。

なぜなら僕は学校が大好きだったから、いつも周りに友達がいてはしゃいで、一緒にゲームボーイやったり(*ゲームボーイは両親のなけなしのお金を盗んで買ったのだけれども)公園であそんだり。子供だったから貧しくてもあんまり事情が理解できないから全然気にならなかった。

両親は全然うまくいってなかったけど、そんな中でも母さんは優しかったし父さんも今になって思えば大変だったんだと思う。

大人になってから知った話ではどうも無理やり会社を辞めざるを得ないよう追い込まれてしまったようだった。それから統合失調症という病気になってしまい今も治療を続けている。

学校が楽しくて母さんも愛してくれる。子供ってそれだけで幸せ。経済的には大変だったと思うけど本当に幸せだったんだ。

うちの母さんにお前と遊ぶなって言われた。

小学2年生の頃、毎日のように学校で遊んでた中のいい子がいた。

当時スーパーマリオにハマってて体がでかい僕はヨッシーの役でその子はマリオ、僕はその子をおぶってオラーって走り回ってよく遊んでた。

あとバトル鉛筆っているのも流行っててドラゴンクエストのキャラクターが印刷されていてそれを転がして遊んでた。

ある日その子のうちに遊びに行った。僕はランドセルも兄ちゃんのボロ、制服もお下がりで肩の部分が破けてるようなボロを着てた。風呂も2週間ぐらい入らないことなんかざらで、指の爪に黒い垢溜まって・・・みたいなかんじだった。

その子の家、デカかった。当時は全然意識してないけど振り返るとその子の家は「中流」で僕は「底辺」。

普通にその子の家で遊んで次の日。

「よし、マリオ。乗りな。今日も走り回ろう!」

「うちのかあさんにお前遊ぶなっていわれたから遊ばない!」

当時はまだ小学2年生だから、あっそうって感じだったけど。今にして思えば悲しいこと、悲しいこと。

昨日まで毎日のように遊んでたのに。

それからはどうだったろうか?正直全然記憶にないけれど、もしかしたら子供でバカだったから幸せでいたれたのかもしれない。



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