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15/8/31

No.1 -プロローグ-「引きこもり」にすらなれなかった僕。病んで7年治療初めて7年。いじめ、貧困、差別、母子家庭、心の病・・・。それでも僕は諦めない。

Image by Olia Gozha

ここ最近、いじめという名の残酷な犯罪行為に対する事の重大さに世の中は少しづつ気づいてきたんじゃないかと思う。

でもどうだろうか。やはりどんなことをいったっていじめを受けた苦しみは当人にしかわからないんじゃないかとも思う。

もっと正直にいうといじめ被害者の周りにいた大人共は被害者の苦しみになどたいして関心など抱いていないんじゃないかとすら思ってしまう。


「どこどこの誰々くんが亡くなりました。いじめが原因によるものと考えられます。」

その次にでるのは保身しか頭にない公務員(僕はこういう奴らを「教師」や「教育者」とは呼ぶには値しないと考えている)の聞いてるだけで吐き気がしてくる詭弁。

そんなんじゃないでしょ?まったく罪のない、まだまだ人生これからの子供が殺されたんだよ?

どこまで自分が可愛いんだよ。

自分の子供がそんな悲しいことになっても同じこと言えるの?


そういうニュースを見る度、亡くなった子の苦しみを考える度、悲しかった。つらかった。

そしてその子をそこまで追い込んだ全てのに激しく怒りを感じた。


いじめは被害者の人生を変える。いじめられる前といじめられた後では同じ景色でも感じることが変わる。いじめられた事のある人とそうでない人は一つの同じ場所にいたとしても違う次元で人生を生きねばならなくなる。一生に渡るこころの傷を残すこととなる。取り返しはつかない。

こころの傷は大人になり夢を持というとする希望すら挫く。

人並みに生きようとする人間の希望すら踏み躙る。


「生きよう」、「がんばろう」、そう意思をもったところで病んでしまったこころでは思うようにいかない。夢を追いかけることすら難しい。


一方で加害者は「そんなこともあったな」とすっかり忘れて幸せになる。仕事を得て、家庭も築くかもしれない。


こんなことがあるか。

こんなふざけたことがあるか。


これはいじめによって青春のすべてを奪われ今尚後遺症に苦しんでいる僕のストーリー。

いじめという犯罪行為の被害者となってしまった人たちへ捧げます。


そしていじめ加害者、目の前で子供を見殺しにしておいて第一に保身に走る方たちへの宣戦布告です。

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