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フラレテもフラレテも
Sちゃんにふられてから舌の根もかわかぬうちに俺は職場の同じ会社の女の子に、すぐさま恋をした。
その女の子は県外から来た女の子で職場で仲のいいAちゃんの友達であった。
おとなしい女の子で俺は「この子こそ俺の運命の人に違いない」と思った。
職場で偶然その女の子Nちゃんに会って目があった。
お互い目があったままそらそうとしない。(俺はこれは恋だ!と思った)
次に偶然Nちゃんにあったときも目があったお互い目をそらさず見つめあう。(これは間違いない。脈ありだ)と思い友達のAちゃんに相談した。
「Nちゃんのことが好きなんだ。デートしたいんだー。」
Aちゃんは心よく応じてくれてWデートのセッティングをしてくれた。
実はAちゃんには貸しがあった。Aちゃんは彼氏がほしくて俺に誰か紹介してと言われ友達を紹介してめでたくAちゃんと俺の友達Yは付き合っていた。
俺とNちゃん、Aちゃんと彼氏のYで海にデートに行くことになった。
俺はすっかりSちゃんとの失恋のショックはなくNちゃんのことで頭がいっぱいになっていた。
デートの当日Yの車でAちゃんとNちゃんの住む会社の寮へむかった。
おれは「なんとしてもこの恋を成功してみせる今までの失敗を成功にかえるんだ!」と一人燃えていた。
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