
ふと、書いてみようかと思いました。
「プ~たらしていた自分が“場”を作れたこと、じいちゃん褒めてくれるかも、というお話」です。
タイトル、長いですね~(T_T)
広島という地方都市で、行政書士法人というマイナーな会社を経営してます。
15年になります。
毎日ではありませんが、社内で会議があります。
そこではその多くで、喧々諤々(けんけんがくがく)、論議しています。
「どう対策する?」
「どうすれば良い結果になる?」
中には
「これからどう考えながら仕事に臨めばいい?」
というものも。
結構、みんな、真剣です。
また社内では、当然ですが、実務も進んでいます。
真剣さは、わたしが見ても、すごいものがあります。
日々、いろんな壁がありながらも、みんな、少しずつ、成長している。
そんな中、時折、不思議な感覚に襲われます。
自分がやらなかったら絶対に無かった“場”がここにできている。
~~~
その昔、プ~たらプ~たらしていた男が、起業した。
何も考えてない、単なる勢いだけの男。
勢いだけなので、案の定、紆余曲折、七転八倒を経験する。
基本、アホなので、人を雇うことが「偉い」と思い込み、雇ってしまう。
雇っても、これも案の定、給料払うのに四苦八苦。
雇っても、働いてもらう方法が分からない。
雇い主として必要な何もかも、分からない。
「こりゃ、アホじゃいかん」と、
“人に働いていただく”ための勉強を始める。
そのうち、一緒にがんばりたいなと思う人との出逢いが、天から降ってくる。
そこからも紆余曲折、七転八倒。
一緒にいてくれる人、離れる人、いろいろあって、今がある。
何とか、かんとか、今に至る。
~~~
わたし、ですね・・・。
人生に何の目標もない、何の取り柄もない、一人の男が、ちょっと資格が取れたからって、勢いだけで起業した。
そんな男の顛末(てんまつ)は、決まって、七転八倒です^^;
でね、ふと思うんです。
そんなど~でもいい男が、どんな理由であれ、“場”を作った。
誰かが成長し、活躍できる場。
たぶん、自分がやらなかったら絶対に無かった“場”がここにできている。
そんな感覚。
創業した人で、自分以外の誰かが働いてくれている会社であれば、ちょっと理解いただけるかもしれません。※もしかして、感じるの、わたしだけか!?
なんにもなかった時代を、自分自身、知っている。
なのに、今は、何人もの人が、目の前で、働いている。
めまぐるしく成長している。わたしの何倍も。
もちろん、今の状態は、十分なわけではありません。
まだまだ発展途上。
残債は多いし、毎月安定しているわけじゃないし、
まだまだ七転八倒状態です。
それと、そもそも論なのですが、
「あんたがやらんでも、誰かがやったわい!」
「働いている人は、たまたま、あんたの事務所を選んだだけじゃわい!」
ということ、言わんでください(T_T)
あくまでも、わたしの心の中の問題ですので・・・^^;
~~~
わたしには、祖父がいました。
幼少の時、仕事で忙しかった父の代わりに、釣りの仕方や海に落ちたら危ないぞってこと、友達との付き合い方、人として優しくあるべき、とか、教えてくれた人です。
プ~たらプ~たらしていたわたしの行く末を、心配しながら他界しました。
もう20年近くになります。
口では「ま~何とかなるわい」と言いながらも、一生懸命、心配してくれた祖父。
死んだときは、そりゃ、悲しかった。
大声出して、泣いてしまった。
頑張るぞって、心底誓った。
わたし、二十歳を過ぎてましたが、喪失感は半端なかったです。
その祖父が、なぜかずっと、心の底に存在しています。
そして・・・
じいちゃん、見ているかい?
そう思うのです。
そして、今この瞬間、何とかかんとか生き残っている自分を
岐路に立った時の選択を
じいちゃん、褒めてくれるかな~?
そんなふうに思ってしまうのです。
青臭い、じいちゃんコンプレックスでしょうかね(^_^;)
~~~
ともかく、いま、“場”だけは、ここにある。
わたしの残りのビジネスパーソンとしての人生の意味は、この“場”が関係するのだと思います。
わたしはこの”場”を・・・
・今いる人がもっと成長するにはどうすればいいか?
・これから来てくれるだろう人が成長できる場として、いかに成熟させることができるか?
・人生で一定時間、過ごす場としての会社を、いかに心地よいものにしてゆけるか?
・この“場”を、いかに安定させ、継続させ、発展させてゆけるか?
そして感じます。
売上や利益は、これらの手段にすぎない。
~~~
んまあ、何だかんだと言っても、一歩、一歩、進むだけです。
じいちゃん、どう言うのでしょうかね。
「「ようやっとる、まあ、その調子で頑張れや」(広島弁)」
そう言ってもらいたいものです。
というか、言わせてやる!
そう感じる、今日この頃です。
読んでいただいたあなたに感謝します┏○ペコ