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15/7/24

転職ばかりで働く事が嫌いでサボる事ばかり考えていた私が仕事が楽しくて仕方なくなった話①

Image by Olia Gozha



「「仕事なんて面倒くせーなー」」

「ずっと学生がいいなー」

「アルバイトが楽しいからこのままがいいなー」


なぜアルバイトが楽しかったか、というと

それは、さぼれたから。


18歳の時、チェーン店の居酒屋のアルバイトをはじめました。

タイムカードを打ってから、裏口のスタッフルームで小一時間はしゃべり

遊びすぎの寝不足で’立ったまた寝て’接客してました。(ほんとうにすいませんでした!)

賄い(ご飯)は食べ終わったらスタッフルームでまた友人と小一時間しゃべり帰りはお店の酒で宴会。


そんなアルバイトは楽に決まっていました。

そんな生活を送り19歳になった頃、高校を卒業してなんとなく就職しました。



何となく就職はしとかないと…



やりたい事なんてなかった私は、

「女だしOLだな!」


と、何とも端的な理由で入れた会社に取り敢えず毎日行きました。



先輩には気を使うし、しかも毎日昼ごはん後に同じ部署の先輩達とUNOをするのがお決まりのルールになっておりました

「めんどくさい・・・」

(当時の先輩や同僚の方・・本当にすいません!!!!!)



大きな会社内には「小さな社会」があり、その時はその選択肢しかないと思っていました。

「ま・・これが社会人ってやつなんだな」

そんな風に思って毎日を過ごしました。



「あーーーーひまーーーー」

バブリーな時代で社員が多く一人の仕事が少なすぎる(今の時代から考えると幸せですが)

とにかく暇でコンピューターに打ち込んで伝票を出す仕事に「やりがい」を感じませんでした。







休憩中に電気ストーブに体温計あてて微妙な37.8℃位にセットして早退したりしました

(我ながら絶妙!笑)

当時はバイクに乗っており一人で海に行ったりして(ヒューかっこい~♪)

さぼった平日の昼間は最高な気分でした。



とてもいい会社でしたがつまんないからやめました



その後、「テレアポが儲かる」って言うんで転職!

名古屋の栄(中心街)で働けるのもなんかかっこい~



宅建などの通信教育教材を電話でだまして売る

そんなイメージの会社でした。

マニュアルを読んで営業トーク。

どういう訳か成績トップ(もしかして性格が悪いのかもしれない!)


19歳にして手取り30万以上に給与が入ってきました。



テレアポは社内営業で逃げ場もなく、常に上司がそこにいる。

めんどくさくなってやめました



「あーーめんどくさーいなんか楽して儲けたーーい」


そんな事を考えていました。

でも本当は「やりがい」が欲しかった



なんかわからんけど資格が欲しい!!



漠然と求人誌を見て「エステ」という仕事を見つけました

そこで働くようになったのが私にとって人生の大きな転機となりました。



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今から23年前。当時20歳だった私は名古屋にある小さな個人店のエステサロンに就職しました。

美人で怖い店長。

太っていて不細工な私。

いつも小さくなっていました。


毎日テストがあり、覚えてこないと怒られました。

今までサボってばかりいたのは、「怒ってくれる人」がいなかったからです。



この仕事で悔しい思いをたくさんしました。

その中でも印象的だったとあるエピソードがあります。



リピータ様の林さん。

とってもキレイでお金持ちの奥様でした。

店長を指名しておりフェイシャルエステに毎月いらっしゃいます。



店長「クレンジングまでしておいて」

「店長!無理です!わたし・・・」

店長「昨日、教えたでしょ?甘えんな!」

「はい・・・」


当時の私には恐ろしい事件でした。

「たいして教わっていない・・・」そんな気持ちでした。


「林さま・・失礼します・・・(自信なさげ)クレンジングまでさせていただきますね・・・」

手がぶるぶる震えました。

「人の顔触るのって怖い・・・」

その緊張は林さんに伝わっていました。

林さん「ちょっと!店長に変わってくんない?」

「は。はい・・・すいません!!」


その後、店長に変わり会話が聞こえてきました。

林さん「無理だわあのコ・・・次回から入れないで!」

店長「林さん、ごめんなさいね!サービスさせていただきます~」

愕然としました。

20歳の私は傷つきました。

自分を否定された気分になりました。



今思えば当然です。

私はまだエステティシャンとしての価値が低い・・・。



「楽しくない・・・」

辞めてしまいたい。と思いました。



続く・・・


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