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15/6/28

「無名」の僕が、村上春樹、三浦春馬、はるな愛と並んで「女性ファッション誌 Domani」に取材・掲載された理由。

Image by Olia Gozha

一年ちょっと前に、小学館さんから封書が届きました。



そこには、女性ファッション誌のDomaniが2冊入っていました。


付箋が貼ってあるページを開くと

村上春樹さん、はるな愛さん、三浦春馬さんと

並んで僕が掲載されていました。



それから、さかのぼること1か月前

僕はDomaniの取材を受けました。


有名人でもない。

何か目立つ実績をあげたわけでもない。

出版社にコネがあるわけでもない。


小さな会社の僕がなぜ取材を受けたのか?


今日は、その経緯をお伝えしていきます。





ある日、いつものようにパソコンに向かってブログを書いていました。


すると、一通の新着メールがとどきました。


「僕は今、大学生で

経営者の方に取材をさせていただいています。

もし、よかったら春明社長にお会いして

取材させていただきたいんですが・・・」


そんなメールでした。


大学生の取材。

大学生がつくったホームページにのるための取材・・・。


忙しかった僕は、迷いました。


「そこに載ったからって、集客に繋がるわけでもない。実績になるわけでもない。文章をまとめるのも多分上手じゃないだろうな・・・。」

「「断ろうかな・・・」」


そう思いながら、返信をしませんでした。




ちょうどその日の夜、

学生時代の友達から電話がかかってきました。



その電話で、仕事の話や、昔のことを話している時・・・

自分の学生の頃を思い出しました。


「なるべく働かないようにしたい。仕事をしたくない。」

社会に対して、何の希望も持てなかった学生時代。


それから僕は、色んな出逢いを経て

仕事への希望が高まっていきました。


そして、就職、独立しました。


学生時代を思い出しながら、

大学生の取材のメールを思い出しました。



「もしかしたら、彼も将来に不安があるのかもしれない。

そして、僕の話が、彼の希望になるかもしれない。」


そう思った時にすぐ、取材OKのメールを返信していました。



取材当日、緊張して来てくれた彼は

一生懸命質問してくれました。

一生懸命に話を聞いてくれました。

その後、彼から沢山の話を聞きました。


言葉の節々から、将来への不安が見えました。


だから、僕も一生懸命伝えました。


彼に伝わるように・・・


そのサイトを見るかもしれない

「将来が不安な学生」に伝わるように・・・



取材後・・・

「すごく楽しい時間でした。

自分の将来が楽しみになりました。」

そう言いながら、彼は帰っていきました。



後日、彼がまとめてくれた文章が届きました。

その文章は、お世辞にも上手とは言えませんでした。


「誤解なく、希望が持てるように伝えたい。」


そう感じ、僕自身が添削させてもらって

彼のホームページに載せてもらいました。




それから、3か月後・・・


またブログを書いている時に一通の新着メールが届きました。



「小学館で、女性ファッション誌のDomaniという雑誌の

編集者なんですが、春明社長を取材させていただきたくて・・・」


すぐにお受けしました。


だけど、ひとつだけわからないことがありました。


「なぜ、僕なのか??」


カメラマンを引き連れて

編集者の方が来てくれた時

僕はその質問を投げかけました。


編集者「春メンズ特集をしていて、名前に「春」がつく有名人の方を取材させていただいてるんです。」

「いや、でも僕有名人じゃないです 笑どうやって、僕を知ってくれたんですか??」

編集者「検索してたら、春明社長が取材されてるサイトをみつけて・・・そこからホームページやブログを拝見して・・・この人を取材したいと思いました。」


僕自身、ホームページもブログも

いつも「わかりやすく価値を伝える」ということを大事にしています。


だから、その言葉はとっても嬉しかったです。


だけど、まだわからないことがありました。



それが、きっかけになった

「春明社長が取材されてるサイトをみつけて・・・」

という言葉。


何のことを言っているのか?わかりませんでした。


その後、詳しく聞いてみたら

何のサイトなのかがわかりました。



そう。3か月前に取材を受けた

あの大学生のサイトでした。



「そこに載ったからって、集客に繋がるわけでもない。実績になるわけでもない。」

そう決めつけて、断らなかったからDomaniから取材された。


「僕の話が、希望になるかもしれない。」

そう感じて、懸命に伝えたから編集者の心に届いた。


「いつも大事に伝えよう。」

そうやって、ブログもホームページも書き続けたから編集者の人が安心してくれた。


世の中には沢山の選択があります。

何がチャンスになるのかはわかりません。


だけど、これだけはわかります。


チャンスは、ただ選択すれば訪れるものじゃない。


その選択を、

「チャンスにできるように行動」することで訪れる。




(近くのファミリーマートで映した写真です。)




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