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15/6/18

アフリカで妊活、出産!元駐妻のつぶやき

Image by Olia Gozha

未だにアフリカ生活の事を忘れられない長女が言う



長女「私は一生、あそこで暮らすと決めていたのに・・・」


長女「あそこに居た時、私は自分自身で居られたんだよね・・・」

若干8歳で何を言い出すんですかね家の長女は・・・




そう、その国の名は

ボツワナ共和国



あれっ・・・

それ、どこやねん・・・




長女が19ヶ月

長男が6ヶ月の時に


所謂駐在員となった旦那さんに付随すべく

家族4人で渡った国・・・




長年、主人が希望していた海外赴任が決まった時

『うっひょ〜〜〜!』

『すっごいじゃない〜〜〜!』

『やった〜〜〜!』

『・・・ってか、それ、どこ?』



という会話と共に

GOOGLEでの場所確認から始まった

この国との関わり・・・。




そしてこの国で

私は三人目を妊娠、出産することになるのだが



当時の思い出を少しずつ

綴って行きたいと思います。


どうぞ、お付き合いくださいませ。





『子供は3人が良いね〜』

結婚当初から

私達は決めていた


若し可能ならば

子供は3人がいいね、と。




それは恐らく、旦那も、わたしも、

2人兄弟であり



兄弟仲が、そんなに良好とは

言えない中で



なんとも言えない寂しさ、みたいなものを

感じていたからだと思う




2人兄弟では

2人のうち、どちらかが

ココロを閉ざしてしまうと



もう、兄弟仲は

深まらない・・・。




だがしかし、

3人兄弟となると


そこに、小さいながらも

『社会』のようなものが出来、


誰からともなく

他の兄弟の情報が周り



関係性が、潤滑になるのではないか・・・



な〜んて、理想論を

少なくともわたしは

持っていました・・・。




まあ、現実は

そうそう上手く行くものでは

ありませんけどね。





そんな中

ボツワナの首都、ハボロネで

(地元民は ”ギャブズ” と発音・・・

ちょっと恰好良い様な気がする?しない?)


医療設備も整っていて

育児の環境も、サイコー。

そして何より、所謂ゆる〜い『駐妻生活』を

していたわたしは

いよいよ、三人目の妊娠を決意した。





妊娠検査薬が馬鹿安なのを良い事に

(本当にやっすいのよ)



ちょっと来るモノが遅れると

いそいそと薬局に買いに行っていたのだが



その度に薬局屋さんでは

何だか意味深いメッセージを受けていた



例えば・・・

薬局の人「あなたねぇ〜、知ってる?子供って、良いもんなんだけどね〜」

とか




薬局の人「ひとり持ってみなさいって!子供ってのは素晴らしいんだから!」

とか

なんやかんや、言われる事が多かった。




始めの頃

皆が私を応援してくれている!位の解釈で

嬉しそうにしていたわたし・・・。



相当、鈍感なわたし・・・。




あほでしたわ・・・。





その内

いくらわたしが超鈍感だと言えども

あまりにも何度も言われるし


あっちこっちの薬局に

良く行くものだから


何となくスタッフたちの顔も覚えたしで

何気に言ってみた。




わたし「子供、最高だよね!知ってるよ〜だって既に、家に2人居るから〜」




すると、どうよ、


『おおぅ、お母様でしたかっ!!』
『あら、すみませんでした!』
『ええっ?もうお二人も???』
『す、素晴しいですね、マダム!』



わたしの存在、一気に格上げ!

薬局に、笑顔が溢れる!

ど、どしたんだろう・・・!?!?






後で知った事だが

(いつもそうなのよ〜〜)



ボツワナ共和国の人々は

(アフリカの人々、だろうか)

自由な精神の持ち主が多い!



当時知り合いでお世話になっていた

某団体にてエイズ撲滅活動をされていたお方が

私に教えて下さった



お姉さん「最近、コンサートを企画したのモチロンエイズ撲滅を謳ったものよ参加してくれる若者達の意識を高め避妊する事がいかに大事かと言う事をキャンペーンする為にコン●●ムを配ったんだけど・・・コンサート終了後の跡地ったらす、凄かったわ・・・」

わたし「えっっ、ま、まさか・・・」

お姉さん「そうなのよ・・・。その通りよ・・・。正直、会場の掃除の方が大変だった・・・何の為にアレを配ったんだろうって本気で思ったわよね・・・。」




ふえぇぇぇ〜〜〜!そうなんですかっ!



確かにこの国でのエイズ感染者は

全国民の40%を超えていたと思う(当時)




でも一部では

ボツワナは色々と整備された国だから

患者数をカウントする事が出来る

数少ない国に過ぎないが故に出た数字


と教えられた




まあ、とにかく、だ。

だから、ひょっとしたら



私もとっても精神のフリーな

若者(???)いや馬鹿者に

見えていたのかもしれない・・・





もう一つは

個人的にとても悲しいんだけど

アジア人をあまり良く見てない人が多かった






国中の公共事業がもの凄い数で

某国資本になっていた為か



その某国からの移民も確かに多かったし

それに付随する文化的違いも多く

お互いがお互いを理解し合えていない場面を良く目にした・・・




そんな事もあって

『外国に来て遊んでるんじゃないわよ〜っ』

『あたしらの(いろんな)仕事取りに来てんじゃないわよ〜』的に

見られていた事も良くあった・・・


『家に帰れ!』

とバスの窓から叫ばれた事もあった

(私も運転中→追っかけた!→謝りながら逃げてった!ってか危ないね私・・・)




スーパーのレジで、現地語で

あからさまに馬鹿にされた事もあった

(後ろの客が、わたしに訳して教えてくれた・・・)




お互いを理解し合えず敵視し合っている事って

本当に悲しいね・・・






あと最大の理由は

アフリカ圏に於いて


マンマの力は偉大である

と言う事!!!





『女性は赤ちゃんを産んで漸く一人前になる』


というある種の信仰が

未だにふか〜〜く根付いているらしく





フランス企業で働いていた旦那も

職場の、現地社員を見ていて

どんなに仕事が出来ても



独身だったり

子供が居なかったりすると

男性社員や子供の居る女性社員から

対等に見て貰えないみたい

女性にとってはキビシイ社会の様だ





と言っていた・・・。





そおっか〜〜〜

そう言う思惑が

薬局での会話に繋がる訳だ〜〜〜




もっと早く、気付きたかったわ〜〜〜。





そう理解してからと言うもの

私の方から積極的に


『早く三人目が欲しいのよね〜』と

マンマアピールしていた





また続きは後ほど書かせて頂きます。





最後まで読んで下さって

ありがとうございました!


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