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15/6/13

学年最下位だった僕が渡米してMBAを取得、外資系企業に入社したという経緯

Image by Olia Gozha

学力はクラスで最下位。英語は勿論出来ない。何事にもやる気がないロック小僧。将来の夢は平凡な家庭を持つこと。

それが高校2年生の僕だった。


かれこれ10年以上前の話になります。


自分の今までの人生をシェアしようと考えたのは、自分の体験を純粋に聞いてほしい、というのもありますが、自身の10年という経験を通して、誰かの勇気や力に少しでもなれればいいな、と思ったからです。


本当に良くも悪くも見えない力に押し流されつつ、時に逆らい、逆流し、もがいた結果、今の自分がいるのだな、と振り返ると改めて感じています…。


それでは、書いていきます。




高校2年生。



父親から教えてもらったレッド・ツェッペリンにはまって、エレキギターをかき鳴らし、授業中は寝てばかり、放課後は友達とゲーセンやカラオケで過ごし、毎晩ゲームをして夜更かしして、次の日は遅刻気味。


成績は最下位or下から数えた方が圧倒的に早く、英語に至っては、ABCD(クラス分けでランクがある)のうち、ぶっちぎりで


テストでは0点なら笑いになるが、3,4点を叩き出して補習をさせられる日々。

冒険心や競争心は心の底からなく、適当な大学に進んで、適当に就職して、適当に生きていこうという、ものすごく低い人生目標は存在した。

人と争って勝利を選ぶくらいなら負けることを選んで事なきを得たいという、ひどくやる気のない学生であった。


家族からは諦めお通夜モード。

夕飯時に顔を合わせると成績についてのお小言が双方から飛んでくるため、必然的に家族を避けるように過ごしていた。


幸い、友人はいた。

勿論彼女はいなかった。泣ける。




冬到来。


周りはやる気満々で受験勉強をスタート。

模試の判定が良かった、とか、あの大学に入ってこれをしたいとかいう話をクラスメイトが熱く語り合う中、僕は友達と放課後にカラオケにいた。


「お前受験勉強してる?」

友人「いや、まだしてないよ。高校三年生になってからで遅くないんじゃないか?」

「ま、そうだよな。別に特に将来やりたいこともあるわけじゃないしな。」

友人「そうそう!今を楽しもうぜ!!!」


アリとキリギリスのキリギリスである。



そうしてカラオケをテンションMAXで楽しむ中、



ブーッ!!ブーッ!!ブーッ!!

ブーッ!!ブーッ!!ブーッ!!

けたたましいバイブレーション音が鞄の中から突然鳴り響いた。


「あ、おばちゃんから電話だ...。しかも何回も…。どうしたんだろ。ごめん、ちょっとカラオケ止めてもらっていい?」

友達「もちろんやで。ほらよ。ピッ!」

「もしもし?僕だけど?」

おばちゃん「あ、つながった!今どこにいるの!?」

「え?どこってカラオケだよ!」

おばちゃん「何してるの!?早く病院に来て!!」

「は!?」


おばちゃん「お父さんが脳卒中で倒れて病院に運ばれたの!!あんただけが来てないんだよ!!」


僕「ファッ!?」



リアルにファッ!?と言う言葉が出た。

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