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15/6/9

新卒で証券会社に入社して1年間で100件以上の新規開拓を達成し、3億円の資金を導入した話(2)

Image by Olia Gozha

配属先が決定。そこは、縁もゆかりもない「群馬県」


内定先から手紙が届きました。

配属地決定の手紙です。

大手の証券会社に就職が決まっていた私は、ぼんやりと、東京か大阪か名古屋あたりで働くことになると考えていました。

しかし、封を開けるとそこに書かれていたのは見たこともない地名。

「高崎市」

ん??

いったいどこだろう。

すかさずGoogleで検索。

群馬県!?

よくインターネットで騒がれている未開の地、群馬県か!?



正直、一生かかわりのない土地であると思っていましたし、友達に配属地を報告するのがとてつもなく嫌でした。

のちに、私は群馬県が大好きになるのですが、この時は考えられませんでした。

私の初任地を田舎にした人事部を少し憎んだりしました。



いざ、群馬県へ

2か月間の新入社員研修が終わり、6月から群馬県へ。

高崎駅に降り立ちました。


おお。

なんだ意外に栄えてるじゃないか。

ユニクロだって無印良品だってあるぞ。

新幹線もあるし、意外と都会なんじゃないか!


もちろん、群馬県が栄えているのはこの高崎駅の周辺のみで、少し歩けば田んぼや畑ばかりなことを知るのに時間はかかりませんでした。


「名刺」と「社債のリーフレット」を渡され、いきなり飛び込み営業


名刺とリーフレットだけあれば充分だからといわれ、赴任してすぐに私は飛び込み営業を始めました。

意気揚々と私はでかけました。

私はとても負けず嫌いです。

早く成績が残したかったのです。


初めての営業活動。

本当にワクワクしていました。


とにかくピンポンを鳴らし続けます。


私は毎日100件のチャイムを鳴らし続けました。

毎日

毎日

来る日も来る日も

雨の日も

風の日も。。。


一か月続けました。





契約は0です。



当たり前です。

前回、述べたように、証券会社の商品はどこでも買えるものです。

わざわざ私から買うメリットは無いのです。


しかも、いきなりチャイムを鳴らして最低金額が100万円もする商品を勧めてくるのです。

買うはずがありません。


街の人たちと仲良くなって、近所で噂になるまで頑張れと上司は言います。

一か月間飛び込みの営業を続けて結果も出ず、だれからも相手にされていなかったので若干鬱状態です。

こんなに証券会社の営業は大変なのかと、その時思い知らされました。


続く


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