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13/3/22

「副会長の小さな仕事」

Image by Olia Gozha

ちょっと、バイオレンスな人の昔話を。

その人は酔うと、ちょっと過激になる人だった。

外車屋時代の先輩で、殴られたこともある。

ここから先は、私が住吉会の副会長から聞いた話になるが、

その人は、とあるマンションの駐車場で、友人と缶ビールを飲んでいたらしい。

そこへ、1 台のベンツが入庫してきた。

一向によける気配の無い二人に、ベンツから降りてきて注意したのはヤクザ2 人。

そこで、よける、よけないで殴り合いのケンカになり、私の先輩と友人はノックダウン。

私の先輩も、腕っ節の強い人だったので、それ以上に強かったのだろう。

ベンツも無事車庫に入り、そのヤクザがマンションに消えたころ…

おさまりのつかなかった先輩は、路上のマンホールをはがし、それをベンツに何度も投げつけた。

(マンホールって、そんなに簡単にはがれるのか?)

その物音を聞きつけたマンションの住人が警察に連絡。

一時、現場は騒然に。

当然、器物損壊と、ヤクザの弁護士を通して損害賠償の訴訟が起こされた。

約2000 万。

とても払える額ではないということと、納得がいかないということで名前を出しちゃったのが、私と共

通の知人である住吉会の副会長の名前。

めったなことでは出してはいけないし、先に相談するべきだが…

ある人を通すことで、まぁ、引き受けたらしい。

結果は…

すべてチャラ。

向こうのヤクザから、謝って来たらしい。(そりゃそうだ、住吉会の副会長が動いたんだから)

ベンツも保険屋に圧力をかけ、車両保険で直すことに。

先輩は副会長に何度も土下座したが、こっぴどくしかられたらしい。

当たり前だ。

普段は億単位の仕事を部下にさせている人だ。

もちろん、それなりのお金を副会長に支払わなければならない。

この場合は200 万で済んだとか…。

でも、知っているからといって、安易に利用するのは危険です。

後々のお付き合いで大変なことになりますので、堅気の方は素直に警察に頼みましょう。

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