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15/5/25

体験談) ICL受けてみた

Image by Olia Gozha

こんにちは、こぐです。

はじめての方は初めまして

いつもの方はこんにちは

こんにちは、こぐです。

さて、昨日(2015年06月あたり)ですがICLという視力矯正手術を受けてみました。

# ICLってなんぞや?

レーシックっていう矯正手術はご存知の方も多いと思います。

レーシックは、角膜、つまり目の表面をレーザーで削って、ピントを矯正する術式です。

対してICLというのが、目の中にコンタクトレンズを入れる術式です。


# レーシック

レーシックは目の角膜を削るため、戻しがききません。

合わせて、削れる量も人によって違って、強度近視(0.04以下、紙を持って眼下の人が前に近づいてくるタイプ)の人は普通の人でも許容値を超えてしまうので、手術自体が無理です。

目の形によっても出来る出来ないがあるそうです。


# ICLのメリット・デメリットって?

ICLは目を切って、その隙間からコンタクトレンズを挿入するので、レーシックでは矯正しきれない人や、目の形が合わない人も出来るそうです。

レンズは何かない限り一生使えます。

何かあっても、取り出す事ができますので、安心感があります。

その代わり費用が高いです…


# なんでICL選んだの?

まず、私は幼稚園の頃からメガネかけてました。

先天的に近視で、初めてメガネかけた時はよく見えるようになって文明の力を感じました。

小学生の時にすでに父親の近視を上回り、分厚い瓶底メガネをずっとつけていました。

大学の頃にコンタクトつけてもみましたが、眼科に置いてある限界のレンズをつけてました。


何よりコンタクトが面倒で、結局メガネに戻り、薄いレンズを選んでもフレームを飛び出して分厚いメガネをつけていて、メガネを外すと目が大きくなるというネタまで使いこなしてました。


何人かレーシックも受けた人も見ていましたが、ハロー、グレアといった術後後遺症に悩む人もいる事もあって、なかなか足を踏み出せずにいました。


# ICLを受ける決心

費用との兼ね合いだけです。

なんとか初回のレンズ代だけは払えるだけ貯まったので、えいや、と思ってとりあえず検査を受けてみよう、ととりあえず予約。


# ICLの検査

最初に都内の眼科さんに行ってみました。

結果的にそちらの眼科さんには行かなかったので、名前は伏せておきます。


最初にやったのは、目の検診です。

通常の視力、眼圧などを検査した後に、角膜、内皮細胞、目の形、眼底など、詳しい検査をしました。


当日は瞳孔を開く目薬を点眼するので、帰り道少し眩しいのと、ぼやける感じがありますが、歩行には全然支障はないです。


検査が終わった後に術式の説明を受けます。

案の定、レーシックは無理で、レンズ入れるタイプにしたほうが良いよ、と言う話になりました。

費用とレンズを確認したところ、IOL(虹彩の前に置くレンズ)を勧められました。

(レンズの調達が遅れているという話もあって)

他の施設で20万以上安くやってる所があったので、セカンドオピニオン的なイメージで行ったのが、今回受けた神戸神奈川アイクリニックさんです。

# ちなみに

紹介割があるので、受ける方は言ってくれれば紹介カード差し上げます。

私もキャッシュバックあるので、嬉しいです。

info+icl@rignis.jpまで一報ください。すぐ紹介カードをお返しします)

※ 2018/12/14追記 ICLのご紹介カードを差し上げた方から、新情報が入りました。2018年末で北澤先生が退職されるとのことで、新宿院ではICLを継続するかまだ分かっていないようです。新宿院に行かれる場合は、一度連絡の上確認をされてから適応検査を受けて頂くと良いと思います。

# 神戸神奈川アイクリニックさんの話

http://www.kobe-kanagawa.jp/

最初に入って感じたのは、眼科、というよりレーシックとかの手術に特化した感じで、

館内は普通の事務所を改装した感じの設備でした。

後日分かりますが、手術台はしっかりお金かけてある感じ。

案内のお姉さんも普通の人で、受付の人も少人数、受付の電話は別のコールセンターで受けているようで、業務に集中してやってる感じでした。

検査は前に行った所とほぼ同じでしたので、標準なのでしょう。


# 検査の話

検査後に神戸神奈川アイクリニックさんではホールICL(一番高いやつで、目の中のの循環を妨げないやつ)を勧められました。

この辺りはもうひとつ別の院に行って検査してみたほうが良かったかもしれませんが、もともとこの術式にしようと下調べしていたのでここにしようと腹をくくりました。

医療ローンが12回払いまでなら手数料負担なしで組めます。


ホールICL手術自体を多くやってる北澤医師がいるとのことだったので、1回目に適用検査、2回目に詳細検査をしました。


2回目の詳細検査で、手術台に登って黒目のサイズと、虹彩の穴のサイズを図られました。

初めての開眼機は結構面白かったです。


前のクリニックで最初に詳細検査してたので合わせて検査結果を提出。

特に値に変わりがないことを確認しました。


2回目の検査から、矯正するほど乱視は強くないというのと、手術の際に乱視をいくらか矯正出来るという話を聞いたので、北澤医師に聞いてみた所、乱視なしでオッケーとの事でした。


なお、乱視ありのレンズは受注生産になるらしく、費用追加と調達期間が延びるそうです。


# 手術当日まで

レンズを発注してからだいたい3週間で届くそうなのですが、都合が悪くて1ヶ月後に。

(手術翌日に登山はさすがにハードモードすぎる)


手術3日前から準備が始まります。

抗生剤の点眼です。

1日4回、だいたい3時間おきに点眼します。

Apple Watchつかって3時間アラームつけてました。

前日になるとお薬が出ます。

こちらも抗生剤。

前日朝と当日朝に1錠ずつ飲みます。


# 手術当日

私は午後の部だったので、朝と昼に抗生剤の点眼、抗生剤を服用しました。

あと、手術後は1日お風呂に入れないので、しっかりシャワーして出ました。

あと、服装は目を刺激しない服を着ます。

今回は普通のVネックと麻のシャツで行きました。


院に着くと、点眼薬を2種類渡されました。

片方は瞳孔を開く目薬、もう片方が強めの消毒目薬です。

5分おきに交互に点眼します。

消毒目薬がしみるしマズイ…

3セットの点眼が終わったらお手洗いに行って手術を待ちます。


# 手術

点眼が終わった後、10分くらいした後に名前を呼ばれました。

白衣と髪の毛か落ちないようにする白もふもふを着用します。


待合所で手のアルコール消毒が終わって、ついに手術です。

手術台に登って、手術の確認です。

ホールICLで、小薬さんですねーと確認しながら準備している様子。

緊張してますかーと声がかかります。

大丈夫ですー、と、ここまできたら緊張しても意味ないので、肩の力を抜いて脱力モード。


右目から手術が始まるとの事で、顔に布が張られた後、右目周辺にマスキングテープらしきテープが張られます。

左目はガーゼが載せられてます。

準備が終わったら開眼機の登場。

まばたきしようとしても出来ないのって、結構しんどいすね。


そこから手術用のライトがあてられるのですが、これがすごく眩しい。

当たり前なのですが、開眼機で開眼させられて、太陽を直視させられてる感じですw

で、瞳孔を開く水と生理食塩水をジャーっと流されて準備が終わったら、手術開始です。


順序で行くと、

- 黒目と白目の間を3mm切開

- 目の間にストロー差し込んで、折りたたんだレンズを展開

- 位置固定

という順序。


ちなみに縫合とかはしないそうで、眼圧で閉じる力に任せて自然治癒で治すそうです。


切開の時に少し目を押されながらちくっとします。

切開後にレンズを入れる時に圧迫感がありますが、なんとか我慢できました。

ニュルーンとレンズが入ってくるのが見えて面白かったです。


で、その後固定。

チクチクっとしますがこれも大丈夫。

最後に洗浄してもらうのですが、その時点で天井のシミが見えました。

これで終わりです。だいたい5分くらいです。

開眼機を外した後、ゆっくり軽く目を閉じてくださいって言われたので、ゆーっくり閉じます。

なんかまぶた帰ってきた感が懐かしく感じますw


次は左目。

同じく術式が施されます。

何回か目を押されてるので、気持ち悪くなりましたが、耐えます。

目の位置を調整してもらいながらやるのですが、目の位置が押されて変わるので、どこ見ればいいのかよくわからんでしたが、あっという間に術式終了しました。

10分で40万ならこれはボロい商売よのう、と思いつつ、手術台を離れます。


# 手術後

終わった後に、休憩室で安静になります。

処方された3本の目薬挿して、のんびりします。

一発目の消毒目薬が染みましたw


だいたい30分くらい安静にしてるのですが、痛みもなく、異物感もあんまりありません。

見え方も立った時に少し違和感がありましたが、コンタクト入れた時と同じ見え方です。


目を閉じて、開けて、前が見える感じ。

裸眼いいですね。


休憩終わったら北澤医師の検査です。

綺麗に入っているとの事で、これで終わり。

今日は1時間ごとに点眼してね、という言いつけを守って、帰りがけにも目薬を点眼。

保護メガネが似合わんなぁと思いつつ、念のため装着します。


なんとなく明るいものを見ると周りに回って少し見えづらいですが、自宅まで歩いて帰宅です。

近くのものが見えにくいので、老眼の人みたいに少し遠くにして見ます。


# 帰宅後

特に何もなく目薬を点眼しながら溜まっていたシドニアの騎士を消化しました。

明るい光がぼやけてましたが、次第に光も収束して、綺麗に見えはじめました。


大体術後7時間ですかね。

一晩寝て起きたら眩しさもなくいい感じ。

目薬は翌日から1日4回で、一週間です。


# 手術翌日の検査

一応何かあった時の検査です。

特に問題なくて、表面がザラザラしてるのでまだ眩しさが残ると思いますが、順調です、とのお言葉。


で、1日仕事休めと言われたのに職場に行ってすこーしだけ仕事しましたw

まあ、力仕事とかではなかったので大丈夫です。

で、今に至るみたいな感じです。

保護メガネつけてる自分の顔を見ると、目がでかい。

遠視のレンズでもつけたか、って感じです

違和感がありますが、このあたりはそのうち慣れてくる感じと思います。


ということで備忘録を兼ねたICL体験記でした。


# 一年後の状況

お問い合わせのメールを頂いている際、よくご質問を頂きます。

Q. 術後の状況はどうですか?

A. 全然問題無いです。定期検査でも術後良好です。基本的にはパソコン仕事ばかりなので、力を入れるような作業さえしなければ傷も開かないと思われます。


Q. 日常生活で困ったことは?

A. 特に無いです。むしろメガネかけてた時の癖がでて、メガネメガネ...って探すことがあってふと気がつくという感じです。

他には強い光を受けると、ICLの穴から反射した少し明るい光の輪が出来る時があります。

夜歩いてると、逆にきれいやなー位でボケーっとその光を見てしまう時がありますね。


ご質問等があれば気軽に連絡頂ければ大丈夫です。

info+icl@rignis.jpこちらまで。

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