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15/5/8

アトピーが僕にくれた3つのプレゼント

Image by Olia Gozha

僕はアトピーになって本当によかった!


大人になった今、そう思う。

子供時代はもう自分が嫌で嫌で仕方がなかったんだけど、

今となってはそんな自分を愛おしく思う。



もちろん、かゆくって辛い時もあるんだけど。

ただ、その代わり得たものってのも実際にはある。

これは多少の病気などを乗り越えてきた人はみんなそうだけど、

そういう苦しみを味わったからこそ手に入れたものってあるよね。


僕も、そう。

今は勤め人も一旦引退し、自宅でのんびり家族と暮らしてる。

あ、仕事はしてる。ただ、働き方を変えただけ。

毎日通勤して、夜遅くて...ってのが耐えられなから、

自分のペースでできるようにしただけの話。


どうしてそうなったかは、また別のSTORYで。


繰り返すけど、僕はアトピーでよかった。

今ではそう思う。

街中でアトピーの人を見つけると、応援したくなる。

つらいよね。でもつらいからこそ得られるものがある。

そんなポジティブになれなた苦労はないのかもしれないけど、

でもやっぱり考え方次第だと思う。


僕の考え方が、誰かのヒントになれば嬉しく思います。


①本当の友人ができた



アトピーなので、やはりどこか人と違った見た目になる。。

肌の色が悪かったり、明らか荒れていたり。

そういうので引く人っていうのは、そもそも離れていってくれちゃう。。

ということは、見た目で判断する人は、いなくなってくれるわけ。

逆に、そんなの関係ない!って人だけ周りに残る。


友人関係でも仕事関係でもそう。


ちゃんとあなた自身を見てくれる人だけ、あなたのそばにいてくれる。

異性関係だって、理解してくれる人があなたの側に残ってくれる。

これってすごいことだと思んだ。

上辺だけの付き合いが勝手になくなるんだもん。

だから、気が楽なんです。


離れていかれると寂しいかもしれない。

けど、人は全員にはそもそも好かれないし、好きになれない。

人生は仲間探し。あなたを本当に理解してくれる少数の人がいれば幸せ。


アトピーはあなたの交友関係をよくしてくれます。



②人の気持ちや痛みがわかるようになった。


それは自分が今までいろんな辛い目に会ってきたから。

人の痛みをなんとなく感じられるようになる。

人に優しくできるようになる。

もちろん、今までのことがトラウマになって、

人に対して厳しい目をしてしまうこともあった。


けど、自分がつらかったからこそ、

今なにかつらい思いしてると感じる人に勇気をもって

声をかけてあげることができる。


大丈夫?どうしたの?


自分が昔そうしてもらえた時嬉しかったから。

今度は僕が人に優しくありたい、と思った。



③根性がついた笑


これは本当に思う。

僕は体は細くて弱そうだけど、精神的にはなかなか強い。

逆境に強いと自分で思う。


それはなにより、今まで常に寝不足や痒さや、好奇の目に耐えてきたから。

学生の時も会社員の時も、どんなにきつくても弱音を吐かず、

歯を食いしばって耐えてきた。

ちょっとやそっとのことじゃめげない。

女性にもアトピーが原因で何度も振られたし、

仕事だってうまくいかなくなるときもあった。


それでも、前に「進まなければいけない」この現代社会で、

何年も生きてきたアトピーを持つ人間は、やっぱり強いと思う。

誤解を恐れずに言えば、本当に健康な人でも、

メンタル弱い人は多い。

そんな人たちには負けるはずがないんだよね。



アトピーに限らず、なにかのハンディを背負っている人は、

受け取り方次第で武器になる。


それが負の財産だと思ったら、そうなってしまって、

なにするにもしんどくなるけど、

そのしんどさをエネルギーに変えていける人は強い。


「この辛いの乗り越えたらすごくね!?」



って思えるかどうかだ。

病気は気からっていうのは本当のようで、

僕自身、高校生の時にアトピーを治すことをある意味「諦めた」ことで、

その後なぜか回復した記憶が有る。


その時僕はテニスで強くなりたくて、とにかく練習がしたかった。

日焼けしたり汗をかいたら、もちろん肌は荒れちゃうわけで。

でもそれ以上にテニスがしたくて、吹っ切ったんだよね。笑

もうどうにでもなれーって。



で、どんなに日焼けしても気にせずひたすら打ち込んだんだ。

人よりも数倍顔が赤くなっても、気にしない。

それよりもテニスで強くなりたい!


って。



そうしたら不思議なことに、今までガッサガサだった顔が、

なんでか油分が出て、綺麗になったんだ。

それ依頼顔はかなりよくなって、たまに荒れるくらい。


体も、代謝がよくなったのか回復した。



今ではたまに出てきたところをひどい時には薬、

酷くない時は保湿くらいで問題なくなってるんだ。

「完治」はしてないけど、「うまく付き合う」ことができてる。



もちろん治すことが理想だけど、それには時間がかかる。



だから僕はアトピーのことをこう捉えるようにした。

「生涯寄りそうパートナー」って。


アトピーも僕の一部で、僕自身なんだ。

だから受け入れようって。

アトピーも、アトピーな自分も責めないようにしようって。


うまく付き合う。身体的も精神的にも。



そう考えを変えてから、とても前向きになれた。



僕は専門家ではないからアトピーの治し方は知らない。

食べ物とかには気を使っているけどね。

苦しいから萎えるんではなくて、

どうしたら苦しくなくなるか?を考えて行動するのも大事。


アトピーもいいものに変えるには、

・自分の捉え方を変える

・周りの理解してくれる人を大事にする

・アトピーと仲良くする



だと僕は思う。

だからアトピーのあなたは、アトピーと仲良くしよう!

どうしたらアトピーが辛くないのか?考えよう。

食べ物は気をつけてる?入浴は?運動は?



そしてアトピーの人を身内に持つ人やお母さん。

アトピーは体験してみないとわからないけど、

想像してるよりずっときつい病気であることは事実です。


心配されたい...というよりかは、理解してほしいと本人は思っています。

辛そうだったら、少しでもいいので気遣ってあげてください。

他の健康な人と同じには扱わないでください。

肌が汚くても、ボディタッチしてあげてください。


そういう小さなことがアトピーを持つ人を楽にしてくれます。


そして、アトピーというハンデがあっても人生はいいものにできる!ということ。

僕自身、紆余曲折あったけどいい理解者も側にいてくれて、

アトピーだからこそ、自分の好きな生活ができる基盤を作れました。

もしアトピーでなかったら、こうはなっていなかったかも。







僕のSTORYなのか?という流れになぜかなったけど、

僕がアトピーから学んだ体験を元にしたSTORYです。


誰かに役に立ちますように...。




終わり。


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