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15/4/23

30代半ばのオッサンが起業した話 第2話

Image by Olia Gozha

2012年10月24日

喫煙所に行くと、運良く同僚がいた。

そこに上司がいないことを確認して声を掛けてみた。

「俺、起業したいと思ってるんですよね。だけど会社が軌道に乗るまで、ある程度時間が掛かるし、どうしようかな?って思ってるんです。」

同僚「だったら奥さんの名義で会社作っちゃえば良いんじゃないですか!?会社が軌道に乗るまで、サラリーマンして、軌道に乗ったら本腰入れるとか。」

「そっか!それなら今の会社にバレたとしても問題ないですね!」

同僚「そうですね、あくまで奥さん名義の会社ですから。問題ないと思いますよ。」

「ありがとうございます!」

早速、デスクに戻って、当時勤めていた会社の就業規則を調べた。

副業は禁止されているけど、配偶者のことまで書いてない。


定時で速攻で帰って、起業に必要なもの、起業までに掛かる時間を箇条書きした。


定款認証をする際は、自分でやるよりも業者に頼んだ方が安い。

ってことで、その日のうちに業者に申し込んだ。


申し込んでから5営業日で登記に必要な書類を揃えてくれるみたい。

登記の際に必要になる、会社の印鑑をネットで頼んだ。

妻は実印を持っていないので、妻の実印も頼んだ。


印鑑の届く日も確認して、カレンダーを見る。

11月1日は大安。

この日を会社設立の日にしよう


会社を設立するには、『事業の目的』『会社名』『資本金』等の基本情報を決める必要がある。


先ずは会社名。

これは漠然と20代の頃から思っていたのにした。


woodsmall


小林を英語にして前後をひっくり返した名前。

当時付き合ってた彼女に

「俺、将来会社作るとしたらwoodsmall(ウッズモール)って名前にするんだ!」

って言ったら、『大丈夫??もっと現実見た方がいいよ!』

って言われたのを今でも鮮明に覚えている。


事業の目的は業者に任せることにした。


で、資本金。

とりあえず1万位でいいや、ってことで10,000円。


2012年11月1日

登記の際に必要な20数万円をクレジットカードでキャッシング

法務局に行ったり、市役所に行ったりして、全てが終わったのが昼過ぎ位だろうか。

終わってみれば、あっさりと。
終わりと言うよりも始まりなんだけど。


生まれつきの楽天的な性格と、思い立ったらとりあえずやってみる!

という性格からなのか、思い立ってから1週間後には会社を設立していた

その時は『ダメならまたサラリーマンに戻れば良いんだし、何とかなるだろ』と思っていた。


その日から当時の会社に出勤している時は、その仕事。

休みの日は自分の会社の仕事、という激務の日々が待っていた。

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