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15/4/24

【その3*感性磨きのために女子ひとりたびをしてみたお話*】〜クロアチア・イタリア9日間の旅〜

Image by Olia Gozha

ある友人が言いました。

友人Y「その場に合う服装した方がテンション上がって楽しいよね!」

もともと、そんな考えは私もありましたが、
言われて改めて納得。

最後の都市は、ヴェネチア。

私がイメージするヴェネチアは、



ということで、ローマで服を調達してきました。



街を歩いていて、釘付け。
これは買うしかない。
こういう直感って、結構大切だと思うんです。

さて、なぜわざわざお召し物を買ったかというと、
写真撮影をしたい場所があったのです。


それは、ホテル。



ヴェネチア、実はここが一番楽しみでした。笑
なぜならこのホテル、名前が「Ca' Angeli(天使の家)」なのです。
しかも青を基調とした内装。

これは、もう泊まるしかない。

普通の部屋が空いていなかったので、
スイートを取ってまで泊まるという暴挙。

ひとりで泊まるには豪勢すぎるお部屋です。

ラグジュアリーなお風呂。

なぜそこまでして泊まりたいのかというと、
やはり「コンセプト」がしっかりしているからなんですね。

いたるところに天使がいます。

フロントのドアの上。

朝食を食べるスペースにも。

ちょっとした飾りも。

まるで隠れミッキーを探すように。
ワクワクの詰まったこの場所は、
そのコンセプトだけで人を呼び込むことができます。

改めてコンセプトの大切さを実感しました。

観光目的以外にも、こんな楽しみを持っておくと、
たとえ雨でも十分に楽しめてしまいます。


ここで先ほどの服を着て写真撮影。


たとえ外が暴風雨でも、これだけ楽しめます。


ヴェネチアに滞在した2日間はまるまる悪天候でした。
それでも、お店がたくさん並んでいて見て回るだけで十分楽しめます。

今回この地では、
のんびりと過ごして、街を楽しむことに主眼を置きました。
(なので、観光名所はほとんど回っておりません。)


ある朝の食事。
カナル・グランデを眺めながら、
クラシックに酔いしれつつ、
美味しい朝食に舌鼓。

もう、これだけで幸せです。
空間の魔法はとてつもない力を持っていました。

毎日こうやって朝を迎えられれば、、、
と思いましたけれども、
それだと非日常にならないんですね。

たまに、っていうのがミソかもしれません。


ホテルから外へ出てみます。


ヴェネチアの魅力のひとつ、船。

なかなか船が主たる移動手段になることはないと思います。

船に乗ると、中心地の行き来だけでなく、
近くの島まで行くことができます。

ブラーノ島。
漁師が迷わず自分の家に帰られるように、
同じ色が隣り合うことなく、カラフルな家が並んでいるそうです。

そういった裏話も、知ってみると興味深い。


唯一訪れた屋内の観光地は、こちら。
アカデミア美術館です。

ここの面白いところは、内装や美術品の飾り方。
紺色の背景がお洒落だったり、
建物の構造もひとひねりがあったりします。

面白かったのがここの部屋。


平面なのに、浮き出て見えます。

こんな風に曲がった絵画はだまし絵展でしか見たことがありませんでした。
小さい美術館ではありますが、
だからこそゆったりと楽しめる、そんな場所でした。


続いて食のお話。

ヴェネチアではバーカロというジャンルのお店があります。

居酒屋でいう前菜がメインのお店。
いくらか取って、短時間で立って食べるのが一般的だそうです。

これがリーズナブルでなかなか美味しい。
こちらのお店は「Osteria Bancogiro」でした。


ヴェネチアに行った友人にも聞いた話。
もちろん、自分も体験した話。

ここ、ヴェネチアは、なかなかに迷います。

最初からこの矢印に気づいておけばよかったのですが、
特に駅からホテルへ行く際は、どこの地域なのかを確認して行くのがいいと思います。

もちろん船を使うのもありですが、
私は街を歩きたかったので、歩いてみました。(結果、彷徨う)

でもやはり街は歩いてなんぼだと思うのです。
そういった現地の人がやっている日常を経験することで、
きっといろんな気づきが得られると思います。

電灯の形とか、こういった案内板とか。

*〜*〜*〜*〜*


6泊9日の短い旅でしたが、
本当に多くの経験をすることができました。

きっとこの経験は忘れることもなく、
これからの自分を形成する一要素となることと思います。

それだけ、たくさん刺激を受け、
たくさんのことを感じました。


ひとりたび。


それは、思ったよりも簡単なんです。
「難しい」とか「できない」とか、一旦そういう考えは取っ払って、
ひとりたびをする「前提」で、考えてみると、案外すんなりできてしまいます。

そしてその経験が、
人の温かさや、感性の豊かさ、そして世界に秘められた可能性に、
そっと気づかせてくれることと思います。


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Image by Jukka Aalho

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