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15/4/21

かたぎりさんちの「ご機嫌日記」

Image by Olia Gozha

かたぎりかあさん「はじめまして。岐阜県のお山の上で8人のこどもと会社をお休み中の夫と黒柴のウメちゃんと10人と一匹で古民家暮しをしているかたぎりさんちです。我が家で繰り広げられる様々な出来事をここで綴れたらと思います。高校3年生の時に夫と出会い、すぐに結婚。翌年には長男が生まれました。10回の妊娠、9回の出産、8人の子育てをしてきました。その中で出会った沢山のヒト・モノ・コトが今の私を作っています。日々のこと、過去のこと、これからのことを皆さんとともに分かち合えたらと嬉しいです。」

かたぎりかーさん「まずは我が家の家族紹介です。かたぎりとーさん。建築系の会社に勤めてきましたが・・・現在お休み中。節分明けから人生を模索しようやく?立ち上がりそうな雰囲気です。特技はナチュラルすぃーつ作りや毎日のお弁当つくりに整体などなど。心と体を解きほぐし息心地の良い生き方をお伝え中。本気でやりたいことは「まなびのトビラ」のひらき方を大人にも子どもにも知ってもらうことです。かんくん。今年の春、農業高校を卒業。ただいま「絶賛ニート中」と自分で呟く。小さい頃からの夢は「鉄道員」に向け大学合格を密かに狙う。なっぱちゃん。とーさんの転勤がある都合でかんくんと同じ全寮制の高校に通うも、将来の目標である助産師から産婦人科医を目指すことに。受験を考え地元の高校に通うことに。この春から再度一年生。もんちゃん。お山の中学3年生。男子4名のクラスで元気に暮らす。小学生の時は不登校児。良くも悪くも自分に正直。のくちゃん。お山の中学1年生。男子1名女子5名のクラスに戸惑い中。自立期に突入中。好きなこと得意なことはお料理。将来はお医者さんか料理人。こみみちゃん。お山の小学4年生。いつもご機嫌に鼻歌を歌っています。楽しいことと美味しいものが大好き。「下の三姉妹」の長女的存在。ぴーちゃん。お山の小学1年生。かなりな恥ずかしがり屋・・・。かあさんの後ろに隠れるのが得意。ただしおやつの時には別人。素晴らしいスピードで現れます。「下の三姉妹」の自由人。わーこちゃん。年中さん。なぜかいつも上から目線で話してきます。みんなに「わーこさま」と呼ばれてしまうくらい。「下の三姉妹」の社長?会長?的存在です。きゅんちゃん。1歳。久しぶりの激しめ男子に37歳かあさんはゼェゼェなっています。19歳の時に生んだ長男のときは余裕で追いかけれたけど・・・現在の体力では追いつかない為、主に上の兄弟が頑張っています。黒柴のコウメちゃん。確か・・・5歳。雨の日は頑なにお散歩拒否。かたぎりとーさんのお母さんがこの世で一番好きなんだと思われる。こんな構成で「かたぎりさんち」はできて「います。」

かたぎりかーさん「今日は、かたぎりさんちのはじまりをお話します。それは19年前のかたぎりかーさん(これ以降かーさん)が高校3年生の時でした。11月に推薦入試を受けるも残念な結果に・・・。落ち込んでいる私に息抜きでもとお父さんジーコさんが珍しく遊園地に行こうと声をかけてくれました。その時、ジーコさんは建築現場で手すりなどを付ける職人で親方をしていました。遊園地に行く予定の日曜日も午前は仕事が・・・。では、仕事帰りに行こうということになり、ジーコさんとお母さんのきょうさん、弟と私で仕事現場に行きました。」

ジーコさん「そういえば・・・現場に元塾講師をしていた監督さんがいるから宿題を見てもらうといい(´∀`)」

かたぎりかーさん「本当?それは助かる・・・。どうしてもこの英語の問題が解けなくて!」

かたぎりかーさんが「そしてジーコさんを待っている間、休憩所で黙々と勉強。すると見知らぬ人がやってきた。」

かたぎりとーさん「こんにちは。さっき、社長さんから宿題をみてあげてと言われまして・・・。」

かたぎりかーさん「救いの神が・・・と心の中でつぶやく。こんにちは(´∀`)ありがとうございます。ここの英語のところがイマイチ訳しきれなくて・・・。」

かたぎりとーさん「これは、こういうふうにするとわかりやすいですよ。で、この部分は・・・。」

かたぎりかーさん「スラスラとあっという間に教えてくれてスッキリ。(心の声ですが)最後にこの問題が・・・難しすぎる。どう考えてもできないんです。」

かたぎりとーさん「う~~ん、これコピー取らさせてもらっていいですか?今日、帰宅してから解いて連絡します。」

かたぎりかーさん「ありがとうございます(´∀`)神様に見えるわぁ☆(心の声)」

ジーコさん「終わったぞ~☆宿題見てもらったか?」

かたぎりかーさん「うん、バッチリ。一問だけ監督さんの宿題になりました☆」

ジーコさん「そうか、ありがとう。じゃあ、監督さん今日も昼飯食いに行こう。そんなにガリガリじゃちゃんと食っていないだろう☆」

かたぎりとーさん「では、お言葉に甘えて。」

ジーコさん「今日は寿司にいこう。」

かたぎりとーさん「いつも、そんなところばかりじゃ申し訳ないので・・・。」

ジーコさん「若い奴が遠慮なんかするんじゃない。うまいもん食いに行くぞ☆」

かたぎりかーさん「じゃあ、大トロ食べる(´∀`)行こう行こう☆お店につき、みんなで美味しいお寿司を食べながら季節はクリスマス。ふと父が・・・。」

ジーコさん「監督さん、そうだ!今度、うちでクリスマスパーティをやるから来なよ☆この日だから。休みだろ?」

かたぎりとーさん「はい(´∀`)では遊びに行かさせていただきます。」

かたぎりかーさん「そんなこんなでジーコさんのお誘いでクリスマス会、さらには新年会までお呼ばれすることに・・・。そして・・・ジーコさんの爆弾発言。」

ジーコさん「新年会、来てくれてありがとうね(´∀`)」

かたぎりとーさん「いえ、一人暮らしで寂しい正月だったんで誘ってくれてとても嬉しいです(´∀`)」

ジーコさん「そうだよなぁ、一人はさびしいよなぁ。きちんと食事だって大変だろう。・・・・そうだ!いいこと思いついた。うちに引っ越しておいでよ。上の部屋、広いし。そうだ、今日も泊まっていけばいい(´∀`)」

かたぎりとーさん「はいっ??」

ジーコさん「泊まってけばいい。明日、現場に行くときに乗っけていくから大丈夫だよ。きょうさん、新品のパジャマや着替えあるよね。」

かたぎりかーさん「そうなんです。父は人を呼ぶのが大好き。特にかたぎりとーさんの事は心配で日頃から気になっていたようです。そして父に押されてお泊りに。」

かたぎりとーさん「お風呂も先に頂きありがとうございます。では、先に寝かさせていたできます。二階で良いですか?」

かたぎりかーさん「はい、一番奥の私の部屋使ってください。」

かたぎりとーさん「はいっ???」

かたぎりかーさん「奥の部屋ですよ(´∀`)ベットを使ってもらえれば私と弟は下の布団で寝るので。明日はお弁当持ちで良いですか?」

かたぎりとーさん「お弁当まで、ありがとうございます。では、おやすみなさい。」

かたぎりとーさん「いくらなんでも・・・年頃の娘さんと同じ部屋というのは・・・。でも今更・・・帰るのも・・・・。・・・zzzz。」

かたぎりかーさん「翌日、朝早くにジーコさんとかたぎりとーさんはお弁当持ちで出勤。それから毎日ジーコさんがかたぎりとーさんを連れて帰ってきた。1月中旬には本当に荷物ごと引っ越してきた。さらに・・・ジーコさんの爆弾発言第2弾!」

ジーコさん「監督さん、うちには三人娘がいるからどれでも嫁にあげるよ(´∀`)どれがいい?」

かたぎりかーさん「いやいや、いくらなんでも・・・私18歳、妹1は16歳、妹2は14歳。監督さんは24歳・・・ジーコさん・・・ありえないだろう。と心の中でつぶやいた。」

かたぎりとーさん「はいっ???真面目に考えさせてください。」

ジーコさん「どうせ、同じ部屋で暮らしているんだから何も変わらないだろう(´∀`)」

かたぎりかーさん「ジーコさんの独断と偏見で?可もなく不可もなくまさかの宿題の神様との結婚が決まった。私の決定打はジーコさんのこの発言。」

ジーコさん「こんなにご飯をうまそうに食べるやつに悪い奴はいない。」

かたぎりかーさん「それまで、高校は女子高の家庭科。目指していた大学は農業系の栄養科。将来は給食のおばさん。だった私には「ご飯を美味しく食べる」人は一番の条件。さらに父が気に入っている。悩む必要はなかった。」

かたぎりとーさん「あの、お嬢さん・・・本当にいいんですか?入社一年目の何もない自分で・・・。」

かたぎりかーさん「???なにか持ってるから結婚するわけでないし・・・一緒にいて居心地が良いから。あとは父が気にいってるから。毎日、一緒にご飯を食べて、子どもが生まれてきたら一緒に育てて。ともにステキな時を過ごせると思いますよ。ドキドキワクワク飽きさせないと思います。」

かたぎりとーさん「では、結婚したとしても夢だったことは叶えてください。来年は大学を受けてください。」

かたぎりかーさん「はい、しっかり勉強します(´∀`)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~そして・・・あっという間に式場が決まり10月に挙式をすることに。かたぎりとーさんの家族にも挨拶。すべてが順調に進んでいた。ところが・・・5月になり・・・月のものが来ない。ドキドキしながら検査すると・・・陽性☆。受験勉強が・・・と一瞬へこむも・・・赤ちゃんが来るという喜びの方が大きかった。帰宅したとーさんに伝えると・・・。」

かたぎりとーさん「え?本当?ジーコさんたちに伝えなくっちゃ・・・。」

かたぎりかーさん「一気に階段を駆け下り、この事を家族に伝えました。ジーコさんたちは大喜び。来年生まれてきたら44歳でおじいちゃんに。」

ジーコさん「よかった。楽しみだ。そうだ、式を早めないと。ドレスが着れなくなっちゃうぞ(´∀`)」

かたぎりかーさん「茶目っ気たっぷりのジーコさんのアドバイスを聞き8月18日に式を変更。お腹の赤ちゃんも順調に育ち、安定期に入り式の後にオーストラリアへ新婚旅行に行く許可も出ました。」

ジーコさん「いや~、もうじき結婚式だね。ここのところ会社でトラブルが合って資金的に助けてあげれなくてゴメンネ。」

かたぎりかーさん「いつも、豪快なジーコさんが珍しく小さくなっていた。少し前に親会社が不当たりを起こし、しわ寄せで回転資金が難しくなっていたのだ。」

かたぎりとーさん「だいじょうぶです(´∀`)」

ジーコさん「そうか、そうだよな(´∀`)ミキにはかたぎりさんがいるもんなぁ。そうだ、そうだ。じゃあ、おやすみ。」

かたぎりかーさん「そう言って、父は眠りに行った。翌日、結婚式まで一週間ということでかたぎりとーさんは実家に戻った。それから二日後。思いもよらないことがジーコさんの身に起きた。(つづく)」

ジーコさん「」

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