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15/4/22

30代半ばのオッサンが起業した話 第1話

Image by Olia Gozha



今からさかのぼること3年前。


平日の3日間は本社勤務で、商品の梱包、商品の発送

ウッドパネル用の画像の補正、753シーズンは台紙の作成なんかをやっていた。

要は雑用


土日は、実店舗で子供連れの家族の撮影。


当時の会社にはシステムエンジニアとして入社したが、

入社したての頃は、3キャリア向けの公式サイトの運用をやったり、

当時流行っていたSNSアプリのプロジェクトを任されていたが、

気が付けば動画の編集、そして撮影。

という流れで、新規事業のフォトスタジオ事業に就くことになっていた。


気が付けば、コードを書くこともなく

フォトスタジオでは、セールスの成績も常に1番だったし。

元々仲間と輪になって、ってタイプでは無かったけど同僚とも楽しくやってたし。

特に不満もなかった。


ただ平日の本社勤務は単純作業の繰り返しで、プログラミングと違い頭も使うこともないし。

ぼんやりと、この先のことを考えるようになっていた。


入社したての頃は『出世』というのも意識していたが、

仕事上でミスしたこともあり、降格もしていた。

早い話、出世街道からは外れていたのだ。

周りには俺より年下の上司も沢山いたし。


『このまま会社に留まるか?』『転職するか?』


このまま会社に留まることも嫌だし、かといって転職して一から人間関係を築くの嫌だ。

いっそのこと独立でもして起業したいなぁ」なんて現実逃避してみたり。


ただ現実問題として、俺には妻もいるし子供も2人いる。下の息子は2歳

降格したこともあり、何を買うでもないのに毎月借金だけが増えていた。

このまま現状維持していたら、沈んでいくだけなのである。


だから現実逃避することが多くなってきた。

俺が会社を作って俺が社長になる、という現実逃避


そんな時、故郷も近く割りと気が合う同僚に喫煙所で何気なく相談してみた。

その同僚は過去に個人事業主として働いていた経験もあり、

何か良いアドバイスをもらえるんじゃないか?という気持ちもあった。


そこから大きく動き出した。自分でも驚く位のスピードで。

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Image by Jukka Aalho

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