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15/6/17

「ママにお家を買ってあげる」〜ある、移民2世のストーリー

Image by Olia Gozha


両親が、移民。



それはつまり、


何かしらのやむにやまれぬ事情があって国を捨て、

異国に骨を埋めるつもりで移り住んで来たということです。


頼るあてもほとんどない心細い異国の地で、新しい命を授かり、

自分が生まれたということです。


そんな移民の両親を持つ、2世のある少年が、

4歳のときに約束したことがあります。



「僕はいつかお金持ちになって母さんに家を買ってあげる」







それから10数年、



少年は学校に馴染めずに高校を中退して、


地元でくすぶり続ける毎日を過ごしていました。


アンダーグラウンドな世界にも

出入りするようになっていました。


。。。

。。。。

。。。。。



その少年が22歳の時、転機が訪れます。


一旗揚げようと、知り合いや両親のいる地元を離れ、単身で都会に出たのです。


田舎者が街に出るのは怖かったかもしれません。

ただ単に田舎から逃げ出したかったのかもしれません。

どちらにしろ彼は、それまでの人生の延長線をはみ出すリスクを選んだことは確かでした。






しかし、都会の現実は厳しいものでした。

結局、田舎から勢い込んで出てきたものの、

無一文になって故郷に戻ることになりました。




けれど少年が見る世界は以前とは違っていました。


ファーストフード店でアルバイトをして

再起のための資金を貯めながら、

ある「ひとつのこと」に情熱を燃やしていたのです。



彼にはトレーダー思考がありました。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アドラー心理学では

「全ての悩みは対人関係にある」という体系で

あらゆる悩みを解消し、


さらに


どうやって一生ずっと生きがいを感じながら

幸せに過ごすかについての方法を具体的に説明しています。




もし、


「全ての悩みは対人関係にある」


ならば、


「対人関係」の質が人生の質であり、


集中すべきボトルネックは

対人関係の質を決める

コミュニケーションの質を高めることです。



逆に言うと、


対人関係の質を高めるコミュニケーションを変えないままで、

いくら人生を向上させようと努力したところで、

そのリターンは、ほとんど望めないということです。


本当の問題を直視せず、その場しのぎの対処療法をすれば、

問題をやっかいにしてしまうだけです。


コンプレックスまみれの人が急に大きなお金を持って、

単に見苦しさが拡大するだけなのを、あなたも見たことありませんか?


「お金の力でなんとかしたい」

「権威の力で何とかしたい」

「誰か他の人が解決してくれればなあ」


という、


自分の対人関係で現れる弱さを直視しないまま権力(地位)や

お金(不換紙幣・共同幻想)の力に頼る傾向の強い人は

結局おべんちゃらを言う人に囲まれて孤独感は募って、

不幸になっていくだけですから。



そればかりではありません。



制約理論(TOC)的に見るならば、


それがどんなにまっとうな理由があるようにみえても

「コミュニケーションの質を高める」以外に努力を割くことは

人生の質を低下させつづけて、

悩みを拡大し続けるということです。



非ボトルネックへのフォーカスは、

ボトルネックでの機会コストを浪費しますから。




わかりますよね?


穴が開いたボートが沈没しそうな時、

水を汲み出すことは一見、状況を改善しているように見えますが

穴をふさぐという根本対応が遅れることで、沈没のリスクは高まります。




明晰に考えれば、

ひとつひとつの論理展開は一目瞭然です。



一目瞭然なのですが、

結論が人の直感的なイメージに反するものの場合

つい、愚かな意思決定を正当化してしまうのです。




「いや、タナカさん、私はロボットじゃないので

 そんなふうには考えられません。人間ですから」



もしかしたら、こう思う人も居るかもしれません。


それならどうぞ。


私は強制しませんし、強制できるとも思っていません。


単に「トレーダー思考」を選ぶか、

「本能に従う」のかという比較の話をしているだけです。




ちなみに本能に従うと、

私たちは、目の前にあるカロリーはなんでも

お腹いっぱいになるまで食べようとします。


目の前にガリガリに痩せた人が餓死しそうになっていても、

ぶんなぐって、その人の食料を食べて自分が生き残ろうとします。


もし本能に従うと、

男性なら、自分の遺伝子を残すために、

暴力に訴えてでも、大勢の女性と性行為をして

妊娠させようとするということです。


私たちは、そうして生き残ってきた先祖の

遺伝子を受け継いでいるからです。



「そんな極端な話をしなくても」と思う人は、


トレードで稼ごうなんてことは、

いますぐ辞めるべきですね。


単にルールの優位性を検証してるだけですから

それを「極端だ」と感じる人には、

トレードも検証作業も辛いだけです。


本能に従って


「一時的にだけ通用する売買ルールでもいい」

「この1回のエントリーで勝ちたい」


こう考える人は、責任を転嫁しつづけて事実を直視しないので

確固とした自らの奴隷状態を確立することができます。



けれどもし、



「それは嫌だ」


「トレーダー思考を選ぶ」


というなら、


今この瞬間から、これから一切、人を責めることをしないという決断をして、


自分の感情に全責任を持ち、

コミュニケーションの質を

一生涯、高め続けることを受け入れることができます。


なぜなら人を責めて相手の罪悪感に期待した瞬間、

自分のコントロールを離れて、相手に依存してしまうからです。



もし、


「全ての悩みは対人関係にある」


ならば、


「対人関係」の質が人生の質であり、


集中すべきボトルネックは

対人関係の質を決める

コミュニケーションの質を高めること。



あなたのコミュニケーションに占める

「承認欲求」の比率を下げるだけで

あなたの豊かさは増え始めます。


つまり、すべてが繋がりの中で調和しているという

調和VIEWで世界を見始めるのです。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


何か貴重なものを交換するときに、

長期的にリターンの高いものに投資する。


自分の人生の時間(意志の力)を交換するときに

長期的にリターンが大きいものを優先する。


その態度を、トレーダー思考と言います。




「いつかお金持ちになって母さんに家を買ってあげる」


4歳のときにそう約束した少年は、

トレーダー思考で、一度退却してバイト生活に戻り、


いま、億万長者であり、全米の人気者です。


彼の名はダニエル・ネグラニュー。


(本人)



今年も、とある競技のとある大会で2位になって、

その1大会だけでも賞金8.3億円を稼ぎ出しました。

母親のために家を買うには十分な金額です。


では、


彼が情熱を注いできたその競技とはなんでしょう?


あなたにとって盲点に入っている

意外なものかもしれません。









その競技とは、ポーカーです。





「酒・ギャンブル・オンナ」


男が身を持ち崩す3大きっかけです。


ですが、

本能ではなく、

トレーダー思考でその分野に向き合うことで


卓越した結果を出す人たちもいるのです。




アメリカでは、競技ポーカーが盛んなので

ショーとしても成立してますし、

21歳以上はカジノに入れますので

それだけで生計を立てているプロも大勢います。


参加費1万ドルの全国大会には

毎年6000人以上が参加するほどです。





日本で言うと、将棋みたいなものですね。


感情の影響の強く出るゲームの中で

トレーダー思考を究極レベルまで磨くことで、

誰にでも大金を手にする道が開かれているのです。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参加費100万ドル


「僕はいつかお金持ちになって母さんに家を買ってあげる」


4歳のときにそう約束した

ダニエル・ネグラニューが

今年8.3億円を稼いだ大会は、

参加費100万ドルです。


賞金ではなく、ひとりあたりの参加費です。


参加するだけで、

100万ドル(約1億円)を払うのです。



その大会に今年はプロが30人、

それ以外(アマチュア)でビジネスで大金を稼いだ実業家などが12名、

合計42名が100万ドルを支払ってエントリーしました。




そこに、



「レベル99のニート」と呼ばれる男性が

100万ドルを払って参加していました。



職業不詳、かつて交際していた19歳の

パリスヒルトンとのセックスを録画したビデオを流出させて販売したことで有名で、

女優のパメラ・アンダーソンとは2回結婚と離婚を繰り返しています。


なぜ、彼にはそんなことができたのか。


それは私にはわかりません。


わかりませんが、


彼の親はワーナー・ブラザーズの元副社長で

大金持ちでした。




「す~〜、ハァ~〜」


少し、深呼吸しましょう。




ここでわたしたちに「嫌われる勇気」のチャレンジです。





もし、


ハリウッド俳優やセレブとのロマンスや

参加費100万ドルのポーカー大会に参加するために


お金を一切使わずに

「コミュニケーション力だけ」でそれらを

手に入れている人がいたとしたら、



「スゴい!自分もそうなりたい!」

という賞賛を表現できますか?


もしYesでなければ、それは自分で

富を引き寄せることにブレーキをかけているということです。



A:自分が特別であると感じるためにコストを払う(私はいい人と思われたい)

B:相手が特別であると感じさせて報酬を受け取る(自分より相手に価値があると思わせる)



AかB、どちらを選ぶか。



トレードで利益を出すために

必要なことはシンプルです。


あなたのコミュニケーションもシンプルにできます。





次のレポートでは、

「富を増やす」ということについて具体的に、

すぐに日々の行動に移せるように再定義してみます。



今日もありがとうございました!


        タナカミノル







ーーーーーーーーーー

■参考:参加費100万ドルのポーカー大会レポート

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参加費100万ドルのポーカー大会には、

レベル99のニート以外にも、くせ者感たっぷりの

参加者が集まっています。


元大道芸人。現在の個人資産は「2兆円」・・・!とか、

マクドナルドのバイトで資金を貯めて三年後には残高7億円とか、


ちなみに、職業不詳でスキャンダルだけで有名な

『レベル99のニート』リック・サロモンは、

アマチュアの参加者の中では最高位の

4位で賞金2.8億円を獲得しています。




【NAVERまとめ】2014年ラスベガスで参加費1億円のクレイジーすぎるポーカー大会が開催!!


お金という概念を越えて、

「宇宙とのコミュニケーションの質」という次元で

これまでの可能性を制限していた枠がぶっ壊れそうですよね。



■追伸2

↓にある「読んでよかった」をポチッと押せば、あなたの制限もぶっこわれる!

わたしのレポート作成意欲もアップするので、ぜひ押して帰ってください。


筆者紹介 タナカミノル


サハラ砂漠を野宿で7日間251kmを完走、キリマンジャロ登頂成功などを経て、身体性を使って学習するコミュニティ「神無き時代のアルケミスト」主宰。

FXのトレーダー育成では、ひとつの売買手法を覚えさせるのではなく、トラウマを解消して各自のオリジナルルールを作らせるという独特の方針で1000人以上を指導し、利益だけにとどまらないクライアントの人生全体のフローで改善し、プロトレーダーも多数輩出している。

今日紹介したような、トレーダー思考を「コミュニケーション」「健康」「投資行動」などに置き換えたレポートは

→こちらからダウンロードできます 








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