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15/4/15

【タイでニューハーフバーへ行った話】

Image by Olia Gozha

やはり

この話は

避けては通れまい。

以前

ついキャスで

うっかり全世界に向けて

「ニューハーフ抱いてこようと思うんですよね」

なんて発信してしまった手前

僕の中で勝手に

やらねばならぬ。

みたいな空気になってしまっていた。

やらなかったら

ただのチキン野郎だって言われちまう。

だけど

タイに実際来てみて

全然テンションあがんねえぞ。

マジどーすんべ。

みたいな葛藤を抱えていた。

頼みの綱として

タイに行く一週間前から始めていた

オナ禁の誓いも

3日でダークサイドに堕ち

まさかのオナ禁零式(ゼロシキ)で当日を迎える始末。

これには

一緒に戦に出た仲間達も

頭を抱えるしかなかった。

状況は限りなく悪い。

だが

そんなところでこそ輝くのが

加美大輔という男である。

迎えた4日目の夜。

僕は精神統一をしていた。

そもそも

なぜ

ニューハーフを抱こうと

僕は思ったのか。

それは

「広い世界を見たい」

そんな純粋な願いから始まった。

生きていく上で

まだやっていないこと。

それを

片っ端から

体験していこう。

そう思ったのだ。

男を抱く。

そこに純粋に興味があったのだ。

僕は

自分のことをストレートだと思ってるけど

もしかしたら

バイの要素もあるかもしれない。

やってみもしないのに

ゲイの人たちを嫌悪するのは

違うと思ったのだ。

もちろん抵抗はある。

いろんな常識が邪魔をする。

だけど

その儀式を経て

人類愛へと

到達しとうと。

僕の信条として

「やってから言え」

ってのがあって

その物事を体験しないで

何かを語るのは違うだろうと。

まあ

「人生ネタやろ」

みたいなテンションでw

そんなこんなで

「まあ、いっちょやってみっか」と。

孫悟空ばりの軽やかさで

つっかもーぜ、ドラゴンボール♪

しにいこうじゃないかと。

バンコクはナナプラザ

ゴーゴーバーに行くわけです。

ちなみに

ゴーゴーバーってのは

下着姿の女の子達が

ステージの上で踊っていて

それを紳士達が

お酒を嗜みながら見るという

日本ではみないタイプの

暇を持て余した変態たちの遊び場です。

気に入った女の子がいたら

席にも呼べるし

お持ち帰りも可能です。

そこの一角に

あるわけですよ。

ニューハーフ専門の

ゴーゴーバーが。

ちなみに

行く前にひよって

2件ほかのゴーゴーバーをはしごしたのは内緒だ。

そしていよいよ

扉の前に立ち

仲間達と

静かにうなずき合い

足を踏み入れる。

目に飛び込んできたのは

まばゆい光と

大音量の歓声。

そして

タイ最高峰の美女たち。

マジかと。

これ、全員男だったんかと。

ちなみに

僕はタイにくるのは

人生で3回目で

21歳で

世界一周をした時

はじめて降り立ったのがタイだった。

まだ粋がった小僧だった僕は

夜のバンコクに降り立ち

タクシーの運ちゃんに

「この街で

一番熱い場所に連れていってくれ」

とカッコつけて

タイの遊び場に一人で足を踏み入れ

盛大にぼられて以来

数々の遊び場を体験している。

生きる希望を失った若者を連れて

ツアーとか開こうかと

本気で思うレベルで詳しくなってる。

てことは

タイの女の子を

通算ものすごい人数みているわけですよ。

その僕が

「ゆーあーなんばーわん」


思わず

できもしない英語を紡いでしまうくらい

可愛い子を

見つけてしまった。

あの瞬間

間違いなく

時間が止まった。

彼女が僕に微笑む。

ああ

これが運命かと。

いや待て。

だが男だ。

とりあえず席に案内される。

また彼女が微笑む。

・・・だが男だ。

シンハービールを頼む。

また彼女が微笑む。

・・・

僕は静かに立ち上がり言った。

「・・・マネージャー、彼女をここへ」

のちに仲間達がいう。

「あのときのかみ君は、タイに来て一番いい顔をしていた」

その子の美貌は

一緒に来ていた仲間達も

目を見張るほどだった。

ただね

僕も悪あがきをするわけですよ。

いやいやいや

席には呼んだよ?

だけど

連れて帰るとは限らないじゃない。

こっちだって

ニューハーフはヴァージンなわけよ。

そんな簡単に

身体を許すと思われちゃあ困るわけ。

などと意味不明な供述をしてみたりして。

そんなこんなで

隣に来るわけよ。

腰に手をあてがうよう促されるわけよ。

柔らかいわけよ。

あ、こりゃ完全に女の子だわと。

至近距離で

目が合うわけよ。

向こう微笑むわけよ。

これが天使かと。

撃ち抜かれるわけよ。

いやいやいや

そんな簡単に落ちてたまるかと。

いうて

僕も21から

この遊び場で

ならしてきてるわけよ。

そんなんで落ちたら

僕が小僧だったときから

手ほどきしてくれた女性達に

申し訳がたたねえってもんでしょうよ。

だから

必死にクールぶってたわけ。

したら

あちらさん

急にブラをずらして

おっぱいぼろーんするの。

いやいや

馬鹿野郎と。

そんな簡単な色仕掛けにはのらねえぞと。

うちの息子だってね

ハードなソロプレイで鍛え上げてきたわけよ。

そんなんで

ライジングサンしてたまるかと。

したら

その子

自分の胸を

きゅってしぼるような動作をするの。

僕は疑問符を浮かべるじゃない?

すると

なんということでしょう。

白い液体が

乳房からこぼれ落ちます。

「・・・ぼにゅう・・・だと・・・?!」

・・・僕は

静かに立ち上がり

マネージャーに

カミの福音を告げた。

祝福の鐘の音が

聞こえた気がした。

 

 

 

つづきはついキャスでw

いや

放送禁止かw

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