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15/4/18

劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアのほんの僅かな違い~生き残る人・消える人~11のポイント

Image by Olia Gozha

劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアのほんのわずかな違い~生き残る人・消える人~11のポイント


「劇団四季に入るためにはどうしたらいいですか?」

この質問、僕のところにネット経由で頻繁に来る。


この二年位は、劇団四季のステージを夢見る若者たちのためになれればと丁寧に返信していたのだが


・有益な情報をもらうことしか考えていない

・あまりにも意識が低い

・まったく行動しない


という人が多すぎて最近では

「がんばってください!(行動しないのなら、もう二度と聞かないでね)」と思うようになってきてしまった。

夢を叶えるためには、「高い意識を身に付けてもらうのが最優先!」だと感じた。



そこで、劇団四季で学んだプロフェッショナルとアマチュアの意識の違いを11のポイントに分けてお伝えしたい。


これから、質問してきた人には、このページのリンクを貼って「これを熟読して高い意識をまず身に付けてください」と返信することにした。

生き残れる人・消える人の違いと思って読んで下さい。


プロとアマの違いその1

プロフェッショナル「プロは挨拶がすべて」

アマチュア「アマは挨拶の重要性を解かっていない」

解説

挨拶といってもただの挨拶ではありません。

本当の挨拶とは、相手の眼をしっかり見て、なぜ挨拶するのかを実感して言葉にすることです。

人と人とのコミュニケーションの基本です。


芸能の世界はこの「本当の挨拶」が出来なかったら一発アウト。

「挨拶できない人 = 仕事が成立しない人」だからです。


御礼や感謝の言葉も含めて、本当の挨拶をまず身に付けて下さい。



プロとアマの違いその2

プロフェッショナル「プロは取り組みながら元気になっていく」

アマチュア「アマは取り組みながら疲弊していく」

解説

プロはその瞬間を感動して生きています。だからすべてが発散になります。

アマチュアは、「疲れる、きつい」と言って、楽な方を優先します。

だから発散ではなく、疲労となって蓄積され身体が疲弊していきます。



プロとアマチュアの違いその3

プロフェッショナル「プロは不調な時でも取り組みながら治していく」

アマチュア「アマは言い訳して休む」

解説

プロだって不調な時や怪我などで力を発揮できない時があります。

そんな時、意識を切らさず自分にできることを黙って取り組みながら復調するためのきっかけを掴もうとします。プロは休むことも仕事の一部と位置付けています。

アマチュアはそんな時、「休めていないんで」「体調が悪いので」などという言い訳をして休もうとします。

うまくいかないと首をかしげて、皆が自分に注目しているかのような自意識を働かせます。

苦しんでいるのですが、本心はどこかで周囲の関心を惹こうとしています。



プロとアマチュアの違いその4

プロフェッショナル「プロは高い自己基準を持っている」

アマチュア「アマは基準が甘い」

解説

プロは、こんな意識でやっている自分は許せないくらいの高い基準で取り組みます。

できなかったとしてもできなかった理由を明確にし、そのギャップを詰めていきます。


アマチュアは、妥協することが癖になっていて基準を低く設定して満足しています。

目標と現実にギャップを感じたら、ギャップに打ちのめされてショックを受けすぐに諦めます。



プロとアマチュアの違いその5

プロフェッショナル「プロは短期集中」

アマチュア「アマはだらだらやる」

解説

ほとんどの人が聞く、本当に本当に多い質問。

「佐藤さんは劇団四季を目指している時、1日何時間くらい働いていましたか」

「会社を辞めて合格を目指すとしたら、一日何時間くらいアルバイトすればいいですか?」

「社員として働きながら合格を目指したいのですが、それではレッスン時間が足らないでしょうか?」


そんなもん知らん!!


が答えです。


僕は、

・レッスン代を捻出するため

・家賃を払うため

・食べていくため

集中して1日7~8時間働き、1日の残りの時間を集中してトレーニングに費やしました。

トレーニングも集中して望むのと、だらだらやるのでは費やす時間が大きく変わります。


夢を叶えるための時間は集中によって自分で創り出すものです。

だらだら残業して残業代を稼ぐ人も、いってみればアマチュア思考です。



プロとアマチュアの違いその6

プロフェッショナル「プロは上手くいったら思いっきり喜ぶが「ハイ次っ!!」と切り換えが速い」

アマチュア「アマは喜ぶことに制限をかけ、喜びの余韻に浸る」

解説

プロ集団の成果を出したときの喜び方は半端ないです。

しかし大喜びした翌日は、すぐに次に意識を向け行動へと移します。


アマチュア集団は、喜びますが、しばしその喜びの余韻に浸ります。

※修業時代に本当にあった事例

成果発表会が終わった後、プロ意識のある人は大騒ぎして喜んだ翌日、すぐに表情を変えて次の戦いに向けてトレーニング開始。

アマチュア意識の人「ねぇ、すごく楽しかったからこの仲良しのメンバーで遊びに行こう~」


プロとアマチュアの違いその7

プロフェッショナル「プロは常に改善し続け、エッジがとれないように意識する」

アマチュア「アマは現状に甘んじて、摩耗していることに気づかない」

解説

プロは、常に進化する意識を持っています。

そのためにはどうしたらいいかを考え改善を続けます。

自分は慣れてしまっていないかと気を引き締めます。


アマチュアは、慣れてくると自分で安全の枠を決め、現状に満足して緊張感が薄れてきます。

その慣れが摩耗に繋がっていることにも気づいていません。



プロとアマチュアの違いその8

プロフェッショナル「プロは明確な型をもっている」

アマチュア「アマは明確な型をもっていない」

解説

個性だ、オリジナリティーだといっていますが、それらはしっかりとした型を身に付けてからいえることです。

型にはまるな、型破りという言葉は、型を身体に落とし込んだ人にだけ言える言葉です。

プロは、まずその確固たる型を身に付けそれを礎に進化していきます。

アマチュアは、可能性の礎である型の大切さを知りません。



プロとアマチュアの違いその9

プロフェッショナル「プロは一つ一つの行動や所作に意味があることを知っている」

アマチュア「アマは、自分の感覚でやっている」

解説

プロはアンテナが高く、すべての事には意味があることを知っています。

電車に乗ったら、バランス感覚を養うトレーニングの機会に捉えます。

仕事での挨拶を、発声訓練へと結びつけます。

チラシ配りをコミュニケーション能力向上のトレーニングと考えます。


アマはアンテナが低いため、すべてのことを何となく感覚的にやっています。

そのため自分の成長のための機会を掴みきれていません。



プロとアマチュアの違いその10

プロフェッショナル「プロは力まず、自然体」

アマチュア「アマチュアは力んで、みせようとする」

解説

プロは自然体です。

力も入っていません。

努力することは当たり前。

その姿をアピールもしません。


アマチュアは、力んで、みせよう、みせようとします。

努力している自分を前面に押し出して表現したりします。



プロとアマチュアの違いその11(ラスト)

プロフェッショナル「プロは自分をコントロールし、常に並を保つ」

アマチュア「アマは自分をコントロールできず、常に波がある」

解説

プロは、常に自分と対話をし、自分を客観視しています。

精神的に辛い時でも、今はそういう時だと別の角度から自分を眺めます。

復活するチャンスをうかがい、良い時でも決して奢らず鼻も高くなりません。


モチベーションの振れ幅も少ないです。


アマチュアは、自分を悲劇の主人公のように捉え、常に好不調の波に呑まれています。

自分を客観視できずに被害妄想に陥ったり人のせいにしたりします。


ロールプレイングゲームの世界で例えると、

プロは、ゲームの世界の中のあなたというキャラクターを、ソファーにくつろぎながらコントローラーを握って客観視しながらコントロールしている感覚を持っています。

アマは、自分を客観視できずゲームの世界の中だけで生きるキャラクターと化しています。



まとめ

これらがプロ意識というやつです。

「覚悟」が決まっていますが、ハンドル操作でいう「あそび」の感覚もあります。


逆をいうと、これら11のポイントを身に付けていかないと例え夢が叶ってプロの世界に入ったとしても一瞬で消え去るでしょう。



プロとして活動している人は、上記の11のポイントを見てそんなの当たり前と思うはずですよ。


上記のプロとアマの違いを読んで、

少なくとも5つ位は「そんなの当たり前。」

と思って欲しいです。


最後にプロになる人は

即、行動する人!!

です。


「今、忙しくて」

とか

「学校を卒業したら専念できるので」

とか

「今はまだそんなレベルじゃないんで」


とか言ってないで、やりたいんだったら即行動してください!!
それで痛い思いしたら、成長痛だと思って11のポイントを振り返ってください。

幸運を祈ります。


佐藤政樹 拝



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「内定ゼロのバンドマンが23歳でバレエを始めて劇団四季の主役になった話」



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