top of page

15/4/11

脱サラをして30歳で製造業からゲーム業界に進んだ話〜挑戦・2〜

Image by Olia Gozha

面接を通じてどれだけ学べるか


 就職オーディションについて、少し説明しようかと思う。 

 就職オーディションとは企業の採用担当者に対して作品のプレゼンテーションを行う作品審査会であり、評価の高い学生には企業からのスカウトが行われ、そのまま就職内定の道すらあるというものだ。


 参加資格が賞を取ることなので、狭き門ではあるが以前にも書いたとおり、僕も敢闘賞ではあるものの入手できたためにこのオーディションに参加することができたのだった。


 朝から夕方まで6社くらいプレゼン対応を行うため、準備もかなりしていた。

 企画書をファイルに入れてポートフォリオ風にしたり、MacでUnityやXcodeでのゲームをその場で作って発表できるようにしていた。


時間がギリギリだろうとやらないで後悔するよりかは、全力を出し切って後悔したい


 その思いだけが僕を動かしていた。

 

 ゲーム業界を目指す君へでの失敗から学んだ僕は、面接を自然体で受けれるようになり会話のキャッチボールもできるようになっていた。

 動くゲームの感触も良かった。

 

 概ね自分の中では良かったと思えるオーディションではあったものの、結果はどこの企業からも声がかからない結果で終わってしまった。

 同じようにオーディションを受けていたクラスメイト二人は2社から声がかかり、一人は1社から声がかかっていた。

 

 僕だけが何の成果も上げることができずに就職オーディションを終えてしまったのである。


 その声のかかったクラスメイトのもつポートフォリオと僕のポートフォリオを見比べると、僕の方には圧倒的に足りないものがあった。


 それは企画書のデザインだった。


 ……続く

←前の物語

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page