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15/4/10

英会話学校にも、教材も買わなかった。でも発音だけはネイティブになれた両親の教育方法

Image by Olia Gozha


初めにいえることは、

私は英会話学校に幼少期通っていたとか

高い教材を買って、それで英才教育を受けていたとか

私の両親が熱血な教育者であったとか

両親が外国に住んでいる経験があるとか。

そんな話は一切ない。

強いて言えば母にアメリカのホストファミリーがいた位だけれど

それでも私が向こうに何年も住んだとかそういうことは一切ないし

海外経験といえば高校の夏のホームステイくらいだ。

私の両親私に幼少期にしてくれた英語の教育は唯一つ。

あること。一つだけなのだ。

それはディズニーの二カ国語版をずっと流してくれていたこと。

私が子供の頃はまだビデオだった。

ディズニーの映画の新作が出るたびに、買ってくれた。

そして日本語の字幕は一切なし。

英語版だけをひたすら流していた。

知っている物語だから、なんとなく内容は分かる。

それをほぼ、物心ついた2歳から5.6歳まで続けてくれていたらしい。

なぜ、5・6歳かというと。

私がリモコンをいじって日本語へと変える知恵をつけたから。(笑)

分からない表現があったら、「どういってるの?」ときいた。

そしたらこういうことをいってるんだよと教えてくれた。

母も英語が完璧に分からなくても、物語の内容はわかるので教えることは可能だった。

我が家にはたくさんのディズニーのビデオがあって(いわば選択肢を子供に沢山与えていたのだ)

「今日はどれにする?」が始まりの言葉だったと母はいう。

ディズニーの映画でよいところは3つある。

1.発音が綺麗なこと

2.子供向けなので早口ではない

3.ストーリーがわかりやすい

正に子供が英語を学ぶのにこんなにうってつけのものはないと思う。

しかもそんなにお金をかけずに済む。今では昔よりももっと安く手に入る。

今は発音で困ることはない。

どうやって英語の発音ができるのかなんて、分からない。

気がつけば、発音だけはできていた。

それくらい自然に英語の発音だけは困らなかった。

そして、英語が嫌いだ、苦手だという意識もない。

一番の効果は「外人と話す。」と言うことにも他の日本人に比べたら抵抗意識がなかった。

身近に聞こえていたからだと思う。

それくらい、自分がこれをみたい!と親がそういった環境を整えてくれていたのだとそう思う。

嫌がることはさせず、子供がみたいと思うものを英語で見せていたからだ。

そして今では海外で仕事をしたいと思い、4月にはNYで個展をする。

海外ということへの恐怖概念を親が幼少期に取り除いてくれていたからだ。

思うに、押し付けがましくなく、子供が楽しんで英語に触れていた。

そしてその時間が長かった。

それが私にとってはディズニーの映画だった。

子供が英語ばかりみていたら、英語しか話さなくなるのではないかと心配する親御さんはいるし、実際親になる私の友達にも言われたのだけれど。

そんなことはない。

私もずっと英語を聞いていたが、日本語で母とたっぷり話をしていた。

だから、日本語を忘れるなんてことはない。

そうか。こんなに簡単なら、してみよう。と思って欲しい。

是非してみてほしい。

何事もトライ!挑戦が大切なのだ。





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