top of page

15/3/17

私が夢に見た10年後の横浜・・・正夢であって欲しくない・・・

Image by Olia Gozha

私、一般社団法人の役員、50歳、現在世直し事業を進める。少子高齢化の進む日本の身の丈に合った社会改革の推進だ。

そのワタクシが今年1月心不全で倒れた。救急車で搬送先の病院で見た夢だ。


2025年、何故か舞台は横浜線鴨居駅。横浜線電車を降りる際、何事も普通だった。鴨居といえばパナソニック、ららぽーとなどが有り若い人達に溢れている。その駅に降り立った。

何かおかしい。まず若い人たちがいない。女子高生、買い物のアベック、友達などとにかく若い人が駅前にいない。代わりにいるのが80歳をすぎ背中をクの字に曲げたご老人たち。え?ここは鴨居なの?我が身を疑った。そしてバスに乗ろうとした。行き先を見て驚いた。行き先は横浜駅西口ではない。すべて老人ホーム行きに変わっていた。あの36系統はどこへ行ったのか?なんだかわからず鴨居ダイエーに向かった。周辺に老人以外の歩行者はいない。いったいどうなっちまったのだろうか?買い物に来るのは全て80歳くらいの老人のみだ。街が沈んでいる。背景が全てダーク色になっていた。私は何故かスマホを持っていて時間を見ると、」2025年・・・・え?10年先はここまで変わってしまっているのか・・・!

ハッとしてベッドから起きた。私はまだ生きている。まるで死後の世界に行って戻ったかのようだ。生きていて良かった。それにしても10年先の横浜の変わりようはどうだ?確かに今(2015年)も鴨居駅前には老人は多い。それが10年先は若者がゼロになってしまうのか?


心不全で死んでしまっては行けない。なんとか治し一線に復帰しなくては。

毎日リハビリとキツイ食事制限に耐えた。そして2週間後退院。私は世直し事業をしなくてはならない。少子高齢化は仕方がないにしても、若者ゼロの社会にしてしまってはいけない。その信念のもともう一度事業の再編成を行うことにした。

1ヶ月後血液検査の数値はかなり改善された。すぐにベトナムのハノイに飛んだ。なんとしても若い人たちを海外から供給しなくてはならない。平均年齢28.5歳のベトナム、ここに将来を見出してみよう。介護、製造、建設、ここに彼らの就労先を作ってあげなくては・・・

帰国して新しい事業を夢見ている。

私が夢に見た10年後の横浜・・・正夢であって欲しくない・・・

正夢にはならなくとも、今の状態を野放しにしていたら、街から若い人たちが消える、ありえない話ではない。この件にどれだけみんな危機感を抱いているのだろうか?日本はまだ若い、問題ない、不死鳥だと考えている愚か者は未だにいるのであろうか?

誰か何をやろうと、私は独自の世直しを続けていきたい。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page