top of page

15/3/1

パソコンに触れる~ひでお物語~

Image by Olia Gozha

中学時代のひでおは、地味に生活しており、記憶もあまり残っていない。

この記憶が正しいのかもよくわからないけど、たぶん間違いない


よく遊んでいた友達にMというやつがいて、こいつのうちは金持ちだった。


金持ちっぽい性格だった。ドラえもんで言えばスネ夫だ。


おれはのび太だ。


部屋に、そのころはやっていた、インベーダーゲームがあった。よくそれで遊んだ。



そしてあるとき、パソコンがそいつの家にやってきた。


当時はマイコンといっていた。それがひでおとパソコンの出会いだ。


それがコンピュータに触れた最初だった。




当時は電源を入れても画面は真っ黒で、データを読み込まないとなにもはじまらない。


パソコンの中にハードディスクがなかったからである。そんな時代だ。


それをいじってあそんでた。


といってもすぐに飽きた気がする。


そんなMとは予備校時代まではときどきつるんでたけど、いまの消息はしらない。


ときどきけんかをする。あいては、口が立つ。スネ夫だからだ。


のび太はかなわなかった。


もちろんドラえもんもいない。


くやしさでないたこともしばしばあった。




そんなやつだけど、ずっと付き合っていた。


受験前には家から遠くの一駅先の塾に一緒に入っていた。


学区違う連中と一緒に勉強していた。同じ学区はそのMだけ。


しかたなく仲良くしていた。


同じ高校に合格した。まあそれだけだ。




Mにあるとき泣かされた。というか勝手にひでおが泣いただけだけど・・・。


ふざけていて、腕をひねられた。それが思いのほか痛かったので、涙がでてきた。


その当時のひでおは泣き虫だった。。。。いまはどうかな。


感動して泣くことはしばしば。


でまあ、わざとじゃないのでそんなおおげさなことではなかったけれど、


そのときの状況がまずかったかもしれない。


なにせ、これから卒業アルバムの全体写真を撮るというときだったからだ。


その泣きはらして、なんだがぐすぐすの顔で、その後写真を撮った。


仕方ない。


その写真は、いまでも中学の卒業アルバムの中にある。


卒業式がおわって、そのアルバムを見たときに、家に持って帰るのがいやだった。


でももうしょうがない。


そのままだ。あれから見ていない。


そんな感じで中学時代はあまりいい思い出がないのだ。




まだあるけど

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page