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15/2/12

高校生が日本の未来に危機感を持つ

Image by Olia Gozha

突然ですがみなさんは日本のことをどう思っているでしょうか。

私はとても日本が好きです。そして同時にすごく心配なんです。

何が心配かって、最近叫ばれている少子高齢化や温暖化、国際情勢ではありません。(それももちろん心配ではありますが…)私が心配しているのはずばり「人」です。


高校生の私は日本の「人」が心配

「高校生が何を偉そうなことを…」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、街を行く人を見てください。みんな歩きながら、ご飯を食べながらスマートフォンを弄っていますよね。最近はお爺さんやお婆さんが優先席の前で立っているのに平気な顔して優先席に座ってお化粧をしたりやスマートフォンを弄っていますよね。

なんとなくおかしいなとは自分も思っていました。しかしこの間アルバムにあった10年前に駅で撮られた写真(幼い頃の友人が写ったものです。)を見て私は愕然としたのです。

そこには人の付き合いがありました。みんな自分のことに熱中して孤立するのではなく、たまたま出会った人と世間話をする。そういった本来の人付き合いが写されていました。よくよく考えてみれば小学校の頃、電車に乗れば乗り合わせたおばあさんが持っている蜜柑をひとつ分けてくれる。そんな光景がよくありました。私はそういった人に何か持ち合わせのお菓子をお礼に渡していた記憶がうっすらとあります。

ライフスタイルの変化に日本人は…

大都市東京が、そういった物々交換を行う場所でないことはわかっています。しかし、かつては電車の中に、マナーと情があったと思います。電車内では優先席付近では携帯の電源は切る。それ以外の場所ではマナーモードにして通話は控える。そして乗り換えに困っている人には情をかける。そんな光景をよく見かけました。しかし今はどうでしょう。優先席に座り電話をする若い人、乗り換えに困っている人を邪魔にして怒鳴りつける。小学生は7人がけのシートを7人で占領し騒いだり駆けっこを始める。そしてその親は注意もせず会話に夢中…

最近、生活スタイルは劇的に変化したと思います。インターネット一つで自宅に欲しいものが届きスーパーやコンビニ、デパート、ショッピングセンターの普及で個人商店や商店街は壊滅、電子機器の発展で外出中にも一人の世界にのめり込む人々、私たちが人と接する機会というのは十年前と比べて劇的に減少したと思います。

日本の行く先、人間らしさとは…

確かに、日本は70年前の戦争敗北から立ち直って素晴らしい復興と発展を遂げたと思います。しかし、その戦争で亡くなった方々は今の日本を望んでいたでしょうか。

人同士の付き合い。他人を思って他人を助ける。そうしてお互いの生活を形成する。それが人間らしいという生活ではないでしょうか。私は日本は滅びると思っています。なぜなら人間らしい生活を送ることを「煩わしい」と思っているからです。この先、日本人の携帯などの使用開始年齢は低年齢化してゆくでしょう。そして親は子育てを機械に丸投げする。こうなったら日本は近いうちに滅亡してしまう。外国によって滅ぼされるのではなく内面から崩壊する。私が危機感を抱くのはその点です。素晴らしい日本を滅ぼしたくない。そう最近は強く思います。だから、みなさんも個の世界にのめり込むのではなくもう少し、10年前の駅のホームのように外に門戸を開いてみてはどうでしょうか。


高校生が生意気言って申し訳ありませんでした。しかしこれが私の率直な意見です。どこかで私の意見がみなさまのお役に立てばと思っています。

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