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やさしさ はとても臆病でシャイだ
自分から進んで外に出ようとしない
やさしさ は身につけるものではなく
既に 備わっている
わざわざ やさしくなろう なんて思わなくていい
長い旅での苦悩、憤り、悲観、経験
道の過程で得たバイアスが 何重もの扉を作り
あれをしたらカッコ悪い
これをしたらどう思われるか
それをしたら可笑しい
などと思わせ扉に鍵を掛けている
やさしさは 外に出たい
一度扉を開ければ
窓を開けたように
良く晴れた青空と 心地よい風が吹き込む
高潔さは、あらゆる効用を考慮せず、いかなる褒賞も利益も抜きにして、ただそれ自体によって正当に賞賛することができるようなもの
とはキケロ
人助けをした時
ささやかな喜びと賞賛が心に宿る
たとえ誰かに褒められたりしなくても
そんな経験はないだろうか
そうなんだ
高潔さ やさしさ はそもそも私の心にあるんだ
人は一人以上集まれば
上下、社会、家族、友人、様々な関係が複雑に交わり
それ故に自己を形作ろうと扉に鍵を掛ける
その鍵を開け
私の 高潔さを やさしさを 外に出してやろう
絆 ではなく
人と人を越え 心と心 愛が繋ぐように
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