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15/2/1

統合失調症にされかけた話

Image by Olia Gozha

正確に順序よく話を書こうとすると、あまりのありえなさに目眩と吐き気がしてしまう。そしてその「あり得なさ」に自分の思考が飛んでしまう。

その間に加害者達は都合の良い妄想を自分や周囲に言い聞かせ、嘘をでっちあげる。

ちゃんと書けるかわからないけどとりあえず書いてみよう。

ほぼ毎日レポート用紙5枚〜10枚書いて医師に見せて説明して、知識と理解を得るのに大急ぎで半年かかったので、またそれを知らない人達相手に繰り返すとなるとかなり精神を消耗する。


もの凄く簡単に説明すると、私が「権力と地位ある嘘つき」に苦しめられる話だ。私はそれが予め予見出来ていたので揚げ足取られそうな事や不利になりそうな事は一切してこなかった。

だから、本当はもの凄く簡単な話なのだ。

余りにも幼稚でどうしようもないのは、権力と地位ある嘘つき=父だ、と。

しかし、今まで父に媚びてきた人は事実を知ったら態度を変えなくてはならなくなる。

全部真相を知ったら「それはおかしい!周りもどうかしてる!!」と介入しないほうがおかしい、という状況になる。


だから皆こう考える。

まてよ、本当に嘘つきなのは誰だ?

なぜそこまで先読みして予防する?

強迫観念か?精神病じゃないか?

と。

「そんなわけあるか!!」

と態度を荒げようものなら

態度が悪い。素行が悪い。

元々私に原因があったんだ。ということにされる。

怒らないで馬鹿馬鹿しい話を

「何でですか?根拠は?」といつまでも丁寧に、話しているうちに本人が間違いに気づくように時間をかけて話しても

本人が非に気づきそうになると

「いつまで言ってるんだ!」と話を変えてうやむやにする。


そうして脛に傷がある人達の共同作品が、1人の、特に先天的な疾患もなく、問題もなく、調和を重んじ気配りしてきた人間を秘密裏に「あいつは元からおかしかった」と、口裏あわせ、嘘をでっちあげ、社会的に消す事だった。


多分、私をよく知る人がこの事を知ったら、怒ってくれるだろう。

ただ、怒り以上に精神的な負担が大きいだろう。

加害者も被害者も知っている人が

被害者から信じられない話を聞いて

最初に取る行動は?

私が一番目にしたのは

「信じられない。聞きたくない。なんでそんな話を自分にするのか。」

と話を聞かない事だ。


私の話を信じてくれたとしても

怒りや呆れや絶望感でがっかりするだろう。

私は、私を知ってる人にがっかりされたくない。

こう書くと「勇気を出して打ち明けてごらんよ!」と思ったり言ったりする人が居るかもしれないけれど

診てくださいと言われた以上診療する義務がある医師以外は

疲れ果てて離れていった。

当たり前だ。わかりきったこと。


大きな転機となったのは2010年に病院をさがし、田舎にしてはもの凄くまともな考え方をする精神科医を見つけたこと。

承認欲求からウミガメのスープのようなやりとりに唯々諾々と屈することなく、頭が割れるほど辛いけど、空気をぶった切って意思表示が出来たこと。

2011年に震災が起きた事で、もの凄く話が通りやすくなったこと。

あんなことがあってすら、見て見ぬ振りをする人や、助けを求める人に「我儘だ」「大変だと思うから大変なんだ」「乗り越えられる試練しか神は人に与えないんだ」という人が居るんだから、

なんで私の周りに居た人達が正確でまともな事を言ってると言えるのよ、と

具体例に事欠かなかった。

あれが無かったら、実際に起きて今も後を引いている苦しみを妄想として片付けられ、加害者達は堂々とデマを触れ回り、私は自己不信から混乱したまま、天井見つめるか意識があるのが辛くてずっと目を閉じて、体力低下して起きられないまま死んでいたかもしれない。

妄想に取り付かれた事にされたまま。


私は子どもの頃からずっと不安だったので、誰かがそうして私を陥れ口封じした時に疑いを晴らして貰えるように、何かにつけアリバイや証拠となるものを残してきた。にもかかわらずこんな事がおき、私のアリバイや証拠品は「強迫的な狂気」とされた。

ユダヤの格言でもこんな言葉がある。

無知が支配するところでは、自分に英知があっても何の役にも立たない。

私のは英知とは違うだろうけど。

でも、前述のまともな医師には、それらの証拠品が、私の無実や潔白さを証明する効力を持つものになった。

医師に確認して、最終的に私は

精神疾患は見当たらない。判断力もあり冷静。むしろ周りが酷すぎる。そりゃあんな風(精神疾患と間違われるような症状)にもなるわ。…と言われ、加害者にも例外的に医師が注意をしてくれたのだが

加害者達は今度は記憶を捏造して

「先生はそんな事言ってなかった。先生はお前をおかしいと言っていた」

と言ったり

「自分はそんな事を言った覚えがない。自分は認知症かもしれない」と医師に言ったり、相変わらずデマを信じる馬鹿な取り巻きに嘘を言っているのでハッピーエンドとは言えない。

医師が私の心の砦だったが、私の件で疲れてしまったのか、倒れられ病院を辞めてしまった。

無かった事にしたくない、また

他にもカルト的な「普通の人、良い人」に苦しめられている人が居たら、何かの役に立つかな…と思うので

解決には至らなくても(解決は問題起こした人が反省して改善して元通りにしない限り無理だと思う)、反論や抵抗の火種を持つヒントになればと思う。



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