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13/3/12

薬学部にきた理由

Image by Olia Gozha

高校卒業後、付属校だった理工学部の機械工学科に進学した。

正直毎日がそれほど面白いとは思えなかった。

バイクに狂っていた高校の頃に自分で勉強していた基礎の復習。付属校だった故の、代わり映えのしない友人たち。見えない未来。

いま、その時の自分に会えれば、直接研究室いけよって言えるのだが、そんなアドバイスをくれる人もいなかった。

その頃、祖父が入院した。

多分、帰ってこれないと知っていた。

祖父のことは好きだった。穏やかな人でいつも笑っていた。

祖父の入院していた病院に、母親と一緒によく見舞いに行った。ベットサイドで僕はずっと考えていた。

祖父に何をしてあげれたのだろうか。何をしたいんだろうか。

祖父がなくなった時、分かった。

エンジン作るのも好きだ。でも、人の命に係る仕事がしたい。

祖父に孝行出来なかった分、医療の道でいろんな人に孝行をしたい。

医学部に行けるほどアタマは良くない。物理は勉強してたけど、化学は大嫌いだったから勉強したことがない。

勉強したことないものであれば基礎も楽しく学べるんじゃないか?

それほどアタマ良くなくて、化学を学ぶ医療の道。完全に薬剤師だと思った。(まあ後でそうでもないと痛感するのだが。)

つながった瞬間、大学に行かないでもう一度受験勉強を始めた。

そして八王子の東京薬科大学に進学し、そこで本当に大切なモノを沢山学んだのです。

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