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13/3/12

最初は機械工学部。

Image by Olia Gozha

高校2年になるとき、文理選択をしなければならなかった。元々は文系志望だったが、高校の担任の先生に理系を勧められた。確かに理系のほうが就職しやすいなどのメリットがあったのでそっちもいいなと思った。

その頃、WGPというバイクレースにハマった。

日本人ライダーの阿部典史さんがワークス参戦するルーキーイヤーだった。

全力で戦う彼に未来の自分を重ねた。

ノリックが鈴鹿で初優勝したときは涙が出そうだった。

レースというものにハマると同時に、バイクのメカニズムにも興味が出た。

当時はホンダのバイクが滅茶苦茶早くて、ヤマハがそれを追いかけるような感じ。

違いは何なのか。

普通に興味を持って調べてみた。

2ストロークと4ストローク、クランクケースリードバルブとかロータリーディスクバルブとか、位相同爆とかV型エンジンの開度とかラムエアシステムとか。

なぜそれを選択すると速いのか、わからないものも多かった。

その理由を知りたいと思った。

完全に機械の魅力に取り憑かれた。

もちろんライダーにもなりたかった。

でも、それまでバイクに乗ったこともないし、ましてやレースなんてしたことない。

そんな自分が同じステージに立てるとは思えなかった。

エンジニアとしてなら、同じステージで戦えるかもしれない。バイトでためた貯金をバイク、書籍、工具に回して自分で勉強を始めた。もっともっと知識と技術を付けたい。そう思って進学は機械工学部を選択した。

その後、いろいろ有って薬学部に行くことになったのだが、機械の経験は今でも生きている。

人生の寄り道って意外と大事ね。

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