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13/3/12

何でも屋の功罪

Image by Olia Gozha

リバネスというベンチャー企業が立ち上がったのは2002年の6月だ。今年の6月で11年になる。

立ち上げ当時は皆学生で、役員だろうが誰だろうが関係なくインターンシップ生という感じだった。いわゆるサークル的な企業だったと思う。

時は過ぎて、常駐するスタッフは学校を卒業し社員となった。今では、スタッフの6割は博士号を取得し、残りのスタッフは修士号持ちという理系人材の宝庫という企業になっている。

スタートアップの時期というのは、色んな要素が必要だ。リバネスの場合に必要だったのは、社員にお金がかからないことだったと思う。何しろ皆学生だった。理科教育という事業領域において、どうやって食わせていくのか。2002年当時の僕は全くもってアイデアを持っていなかったし、正直続かないと思っていた。

事業内容はサイエンスを伝えるというシンプルなものだ。当時の学校というものは、企業が入っていけるような領域ではなく「聖域」とさえ呼ばれていた。そんな中で事業が成長するとは思えなかったが、後にリバネスは、「教育は民間が支えるものである」という意志のもと、「教育応援プロジェクト」を立ち上げ民間企業を巻き込むことに成功する。大きな転換点だ。

2013年のリバネスは、元サイエンティスト集団となり(研究部門は現サイエンティストだが)サイエンスをコアにした事業を教育分野のみでなく、PR,人材育成、研究、地域活性といった分野で力を発揮している。

そんなまもなく11年目になるリバネスにいる、何でも屋の功罪について。

リバネスの人は、結構色々と自分で出来てしまう。それ故初期の頃はお金がかからなかったし、外注なんて必要ないよねというスタイルで事業を進めてきた。

11年たった今考えるのは、それは良し悪しあるよねという事だ。

人生も30歳を過ぎると、次世代のことが頭によぎる。ましてや教育事業があるリバネスでは尚更のことだ。

次世代のことを考えると何が起きるかというと、自分に残された時間のことを考える事になるのだ。これって、最短ルートだっただろうかと考える日がきっと来る。

何でも屋がいると何が起きるかというと簡単なことで、「シンプルかつ雑多な事(つまり時間がかかること)も全部自分でやり遂げてしまう」という事だ。

物によっては本当に良し悪しある。

これって別にやる必要無いよねという部分にも、時間に任せて自ら解決してしまうのだ。

僕のことに限って言えば、社内のネットワークのこと、Web周りの事、デジタル的な仕事のあれこれについてはとりあえずひと通りなめてあるし、まあ仕事にもなる。ただ、それって属人的すぎるなと思うわけです。

適切な値段で仕事を受注すれば、それによってもっと時間が早い人を活用できたのではないか。

本当はやらなければならないことを、予算が少ないという理由で目隠しし、自分がやらなければ出来ないと無駄に時間を使ったことがあったんじゃなかろうかと。そんな事を思う瞬間が少なからずあります。

ゴールが最初から見えているベンチャーというのは無いと思います。ただ、ゴールが見えないからこそきっと進んでいくスピードを緩めるような事に時間を使ってはならないのでしょう。

できるだけ身軽に。

自分が出来ることに集中してきちんとValueを出す。

そんな風に組織を作って行かないとtoo fatで身動き取れないってことになりうるのだろうなと、そんな風に思うのです。

現在の役員は、色々と出来すぎる。

これには良いところと悪いところがあるなということは、自分の中で忘れてはならない部分だったりするんだよね。

一方で、僕がプログラマだったりしたら、今のリバネスの形はきっともっと変わっていただろうなとも思うのです。

無いものは、作ればいい。それでやっているリバネスは、底にいる人によって伸びていく方向が決まっていきます。

何が言いたいかというと、人材募集中だよ!!!問合せ下さいませよ!http://lne.st/contactus/

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