top of page

13/3/12

リバネスにJoinしたきっかけの話

Image by Olia Gozha

2002年1月、大学3年生だった僕は進学しようか就職しようか迷っていた。

大学では電気電子工学科という学部に所属。まあ一般的に言えば皆電機メーカーに就職するのが世の常だ。

業界的には間違いない部類だったし、就職率も高い学科である。将来に不安なんて無かった。(まあ今を見れば…という感じであるが)

だからこそ迷っていた。

理系に進んできたのに学部で卒業しちゃっていいのだろうか。今まで理系思考だった人生で、それっぽいことを全然やらずに就職ってありえるだろうかと。そう思っていた。

就職活動中に、KSP(かながわサイエンスパーク)という場所でベンチャー企業の社長たちが集まって説明会をするという機会に巡りあう。2002年と言えば、ベンチャーという言葉が大分浸透してきた時期であり、個人的にも何もわかっていないながらベンチャー志向だった。(そこに何も根拠は無いのだが)

そこに出向いて色々な刺激を受けたのだが、それは本論とは離れるので置いておく。そのイベントの後にKSPのスタッフの方に進められたイベントがある。BLS(Business Laboratory for Students)という学生団体の年次総会だ。

関東近県の理系大学生が「理系が経済に明るくないなんてださい!」みたいな理由で立ち上げたとか。

イベント当日の朝、バーでアルバイトをしていた僕はひどく眠かった。正直な話、寝る前は明日行くのは無理だな…と思っていたのだが…

目が醒めたんだよね。

何かが違った。これは、BLSの第一回の年次報告会に足を運ばねばならないと勝手に思った自分がいた。

僕自身は、人見知りもするし、Awayな環境が苦手だったりする。そんな自分が行かなければならないと思ったのだ。

KSPについて、イベントを見て回る。なんだかわからないが、これからベンチャー企業立ち上げるぜと言っている人たちがいた。これが後のリバネスだ。

結果的に言えば、色々なことが終わり会場を後にする際に、たまたま現代表の丸にエレベーターホールの前ですれ違い、「お!次の日曜日に会議やるからおいでよ!」と言われて固く握手をした所からすべてが始まっている。

そう、当時は2002年。まもなく11年がたとうとしているが、僕はあれ以来、握手というものの重要性を意識しながら生きている。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

忘れられない授業の話(1)

概要小4の時に起こった授業の一場面の話です。自分が正しいと思ったとき、その自信を保つことの難しさと、重要さ、そして「正しい」事以外に人間はど...

~リストラの舞台裏~ 「私はこれで、部下を辞めさせました」 1

2008年秋。当時わたしは、部門のマネージャーという重責を担っていた。部門に在籍しているのは、正社員・契約社員を含めて約200名。全社員で1...

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくても良い。その後、本当に学校に行かなくなり大検制度を使って京大に放り込まれた3兄弟は...

テック系ギークはデザイン女子と結婚すべき論

「40代の既婚率は20%以下です。これは問題だ。」というのが新卒で就職した大手SI屋さんの人事部長の言葉です。初めての事業報告会で、4000...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

bottom of page