top of page

13/3/11

3.11のきおく

Image by Olia Gozha

わたしたちは忘れない

3月10日

私は東京にいた。打ち合わせを終え翌日帰宅することもできたが、最終に近い便で飛行機に乗り帰ったことを覚えている。

いつもと同じ朝が来た。

しかしなにか違う気配を感じる。

大きな揺れが長く、そして様々な思いが押し寄せる。

TVでは繰り返し放送局内の揺れ映像が流れる。

生放送でとにかくたくさんの情報を流そうという動きが見え始める。

何がおかしくなり、何がダメなのか、いま何が起こってるか。

画面が切り替わり大量の津波が押し寄せてくる。

それはあまりにも人間が小さく見えるほど生々しく

すべての手を止めTV画面に祈りを込め始めた。

私たちは神だかなんだかわからないものに、時々祈りを込める。

そしてその時も、今も同じく祈りを込める。

世界中から日本へPRAY FOR JAPANが届く。

悲しみの別れすらわかちあおうとする人間の絆

その思いもその行為も事実もすべて忘れないでいようと思う。

いつか子供に話す時がきたら、しっかりと伝えたい。それが僕に出来るストーリーだとおもう。

震災がおきてすぐのTVでビートたけしさんが言っていたセリフが今も脳裏にある。

2万人が死んだ んじゃない。それじゃ1つだろ。

「1人が死んだ事件が2万件あった」

後になんかのインタビューで、新聞とかの見出しは2万人が死んだとか毎日死者数の報告ばかり。現地では妻が娘がと個々の話が流れている。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。

なんて言っていた。

そうなんだよな。人間なんだよ。

だからこそ考え方をもっと共有したいと思う。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page