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15/1/20

行ったら楽しかったハンガリーの話 2

Image by Olia Gozha

2 失敗しないハンガリー土産


陸路でハンガリーに上陸してみた

昼に日本を出発するとハンガリー(ブダペスト)には夜に着きます。今回、オーストリア航空でウィーンに着いたあと、車で約250km走ってブダペストに到着しました。昔は、オーストリアからハンガリーに入国する時、パスポートコントロールがうるさくて、ここで書けないようなことが行われていたようですが、最近は日本国のパスポートだとすぐにとおしてもらえます。というか今回は確認もされませんでした。あれ?



自動車(車・バス)などで入国すると国境辺りのお店やガソリンスタンドなどに各国の特徴が出ます。オーストリア⇔ハンガリー間は、オーストリアのガソリンスタンドに長蛇の列ができていたことから、「今日はオーストリアのほうがガソリン代が安い」ということがわかります。つい最近まで、ハンガリー側で女性が立っていることがあったそうですが、最近は減ったそうです。ハンガリーの景気は良いということでしょうか。冬だからでしょうか。


経験で語る「失敗しないハンガリー土産」

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」というのは、ビスマルクの名言ですが、私は愚者なので、経験から学んだことをお話します。観光地の話を全くしていないのに買い物の話を書くのですが、「ハンガリーで買うと日本より価格的にお得なもの」というものを事前に調べてみました。


一応、ガイドブックがすすめるハンガリー土産は

陶磁器(ヘレント・ジョルナイ)

酒(トカイワイン・パーリンカ・ウニクム)

フード(パプリカ関連・フォアグラ)

刺繍品

とのことですが、「陶磁器と酒は帰国中に割れるかもしれない」「刺繍品は価値が分からない」というのが一般的な意見だと思います。そんなわけで、多くの旅行者がトランクのスペースを考えて、パプリカ関連かフォアグラ関連の商品を買うようです。

ハンガリーといえばパプリカ

なのですが、ハンガリーとパプリカの関連性をほとんどの日本人は知らないと思いますが、なんと、パプリカは、ハンガリーが発祥地だそうです。ほとんどの種類が辛くありません。ハンガリー人は肉食中心で、ビタミンがあまり取れないので、パプリカを食べることによってビタミンcを摂取しているのだそうです。そんなわけで、ハンガリー料理にはパプリカが必須なのです。「ほかの野菜を食べれば良いじゃない」という突っ込みは「なし」でお願いします。


この法則で考えると日本人はバランスよく食べるので、わざわざビタミンcの摂取のためにパプリカを食べなくてもよいのです。もともと日本にない野菜なので、料理レシピ自体も少なめ。実際、日本にあるハンガリーレストランで聞いたところ「パプリカチューブをバラマキ用土産として購入する人は多いが、使用率が低い」と言っていました。すみません。もう、ばらまきました。


そして、このパプリカチューブ。味はないのにしょっぱい。


ハンガリー人の味覚ははっきりしているので、日本人の2倍以上塩とか砂糖とか使って料理するそうです。そのため、このチューブを使って料理する時は塩は足さずに使うことをお勧めします。そんなわけで、パプリカチューブはお土産としてお勧めしません。



もし、あなたが料理好きなら、何の料理をつくるつもりでパプリカを買うのかはっきりイメージしてから買いに行くのを勧めます。なぜなら、グヤーシュをつくるためには、「スープの素」と「瓶入り粉パプリカ」が必要だからです。パプリカチューブだけではつくれないんです。


フォアグラ関連ですが、日常的に食べなれているものではないと思うので、フォアグラペーストがお勧めです。ペーストなら手頃な金額でもらったほうも「フォアグラ!?こんな高級品をくれるなんて!」と驚いてくれるので、双方大満足です。フォアグラペーストなんですけどね。そんなわけで私はフォアグラ推しです。



あと、私が滞在中に夢中になったのが、ハンガリーのウエハースBalaton。日本に住むハンガリー人やハンガリー好きな日本人がお土産にリクエストしてくるものです。画像がなくて残念なのですが、野性味あふれるチョコの味に夢中になります。


個人的に「ハンガリーで買うと値打ちのあるもの」を調べたところ、「楽譜」でした。特にフランツ・リスト。楽譜にも出版社というのがあり、そのひとつが、ブタペスト版です。ハンガリーの有名人といえば、フランツ・リストですから、ブタペスト版も人気です。そして、日本で買うと高いのです。ネットで比較したところ、ハンガリーで購入する金額の3倍以上の価格で売られているものもありました。

そんなわけでバイヤー&ピアニストたちに人気のあるお土産は、「リストの楽譜」だったりします。しかし、リストの曲は多いので、どの楽譜が人気なのかは素人には分からないのでハードルは高いです。周りにピアノ専攻のお友達がいたら、たぶん喜ばれます。多くの日本人が訪れるブダペストの楽譜店では、「日本人は大量にリストの楽譜ばかり買う」と言っているそうです。


自分へのお土産としては歯の治療がお勧めです。冗談みたいな話ですが、ヨーロッパ各地から、ハンガリーで歯の治療をする旅行プランが売られています。他の国に比べて医者の技術が高く、値段も安いそうです。確かにハンガリー人って、歯が白くて歯の見た目にこだわっているようなんです。実際に体験した日本人のブログでも「ハンガリー語は分からなかったけど、問題なし。無痛でよかった」と好感触。日本発着のツアーの場合難しいかもしれませんが、個人旅行から可能かも知れません。


結局「ハンガリーで買うと日本より価格的にお得なもの」をまとめると以下のとおりです。

自分へのお土産・・・歯の治療

自分 または/と 友達へのお土産・・・リストの楽譜(ブダペスト版)、フォアグラ

友達へのお土産・・・フォアグラペーストの缶詰、ウエハース

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