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14/12/28

エストニアという超異国に私と嫁が移住した話①

Image by Olia Gozha

エストニアという国をご存知でしょうか?99.9%の日本人はエストニアという国に訪れる機会がないでしょう。私はそんなエストニアに韓国人の嫁と住んでいます。

今、28才。今まで海外に住んだ経験もありませんでしたが、新卒で入社した大手電機メーカーを5年間勤め退社。退社した翌日に当時付き合っていた韓国人の彼女と籍を入れエストニアにやってきました。

「なんで海外に移住?」また「なんでエストニアなの?」と人と会う度に尋ねられるため、そのことについて話したいと思います。

海外に住みたいと思ったのは大学時代

特に努力もしなかった大学時代。先に社会人になった先輩からは「今のうちにやりたいことはやっておけ。社会人になれば35年働き続けだ」とアドバイスされ、大学3年生の夏休みを利用して約2ヶ月間、東欧にバックパックを背負って旅にでました。

日本にはない綺麗な町並み、また多くの現地人や旅行者と出会う。何より今までの人生2ヶ月間を自分ひとりで行動することによって知った開放感。

「海外っておもしれー!海外に住んでみたい!」

このとき「人生で一度は海外に住んでみたい!」と強く思いました。

しかし既に当時の私は大学3年生。交換留学を大学で申し込もうと考えましたが、時すでに遅し。翌年には就職活動もあり、そもそもTOEIC/TOEFLのスコアが全く足りていなかったので結局留学は断念。

「会社に入ってから海外駐在を目指そう!」

それであれば「会社に入ってから海外駐在を目指そう!」と世界に拠点を持つ大手電機メーカーに就職。僕の就職活動はリーマンショック前ということもあり、自分のスペック以上の会社から内定を貰えました。

入社してからの辛い現実

大手電機メーカーに就職して、まっさきに希望したのがグローバル部門です。

しかし帰国子女など高スペックな同期が何百人といる中、私の意見など聞き入れて貰えるはずがなく、東京の技術営業として配属されます。

配属後も海外部署に行きたいとアピール

東京の技術営業に配属後、会社で頑張りつつも、やはり私は海外部署で働きたかった。なんなら国内の海外に関われる仕事でも良かった。

しかし私は何年経っても同じ部署。

「海外関係の仕事がしたいです」

上司「もう少し国内で一人前になったらね」

上司にと何度もアピールするも、その上司は今まで海外系の仕事をしたこと無い上司。上司に適当に軽くあしらわれる日々が続きました。

入社してから気付いたことは、新卒の配属時に海外部署に配属されなければ、ある程度役職のある人でないと海外駐在はできないということです。

会社を辞めるきっかけとなった大学の友人たち

友人A「○○って海外旅行好きだよね。でも海外旅行の経験じゃ海外でバリバリ仕事できないよね」

「来月からインド駐在だよ。○○は海外に慣れているから羨ましい」

知らぬ間にどんどん大学の同期たちが海外駐在や海外関係の仕事をしており、私だけいつまでたっても日本に閉じ困ったまま。海外に全く興味がなかった友人まで海外駐在になったりと完全に置いて行かれた感が否めない状況。本当に悔しかった。

「海外への熱意なら誰にも負けないのに…」

このとき私は会社を辞めてでもスグにでも海外へ行こうと決心しました。

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Image by Jukka Aalho

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